こんにちは、管理人のTONです。
職場に不満があったり、人間関係が上手くいってないとバックれたくなりますよね…。
「辞めると言ったら説教されそうでめんどくさい。」
わたしも若い頃にバイトをバックれたことがあるので、気持ちはすっごくわかります。
ただ、バックれたら鬼電や自宅まで同僚がきたりと色々やっかいなんですよ。
そして、30歳ほどでとある店の店長代理という立場になり、今度はバイトにバックれられる経験もしました。
その二つの経験をもとに
- バイトをバックれたらそのあとはどうなるか
- バックれたバイトに対する店側の対応
- バイトをバックれたらどうすればいいのか
ということを解説していこうと思います。
バイトをバックれたエピソード
まず初めに、バイトをバックれた時のエピソードと、バックれた後にどうなったかを紹介します。
19歳の夏、初バイトのファミレスを3日でバックれた
大学に入り、遊ぶ金が欲しくて夏休みに初めてのアルバイトに応募しました。
家から近いというだけでなんとなくファミレスを選んだのですが、間違いでしたね…。
学生やらの団体のお客さんがドカドカくるような店で、忙しいけど何をしていいかもよくわからない。
先輩方はアレコレやっていて、仕事を教えてもらえる時間もなかったのです。
そうして「あ、この仕事が時給800円とか割に合わなさすぎる。」と思って3日でバックれちゃいました。
働いて数日で辞める、と面と向かって言う勇気が当時のわたしにはなかったんですよ…。
バイトをバックれた後に起こったこと
- 当日は鬼電の嵐
- 一週間くらい毎日いろんな番号から電話が来た
- バックれた次の日に店長が自宅訪問
上記のようなことがありました。
出勤時間を30分過ぎたくらいから電話が何回も来て、それから一週間は毎日電話が来てましたね。
翌日には店長も自宅まできて、すごい罪悪感に襲われました。
自分が店長という立場になって分かったのですが、別に意地でも連れ戻そうという思惑ではなく、単に安否の確認のためのものだったのでしょうね。
今度は、自分がバイトにバックれられる
因果応報ってやつでしょうか。
まさか10年後に自分が、バックれられるのを経験するとは思いませんでした。
店長代理という立場になり因果応報を受けた
30歳になり、訳あって会社を退職してアルバイトを数年するうちに店長代理をするようになりました。
ある日、昔の自分と同じように初バイトで一週間くらい経つ子が急に来なくなりました。
その時は、「あいつバックれやがったな!!」なんて感情はなく、事故にあったんじゃないのかとひたすら心配をしました。
そのために鬼電や自宅への訪問などもしました。
「昔に自分がウザいと思っていた鬼電とは心配してのものだったんだなぁ。」とつくづく思いました。
バックれられるとけっこう困る
バックれをされる立場になって分かったのですが、従業員を雇用しているという立場から色々と面倒だったんですよね。
- その人の安否確認
- ロッカーに残った私物の処理
- 制服などの備品の回収
- 退職の意思の確認
最低でも、上記のようなことに対処しなければならないのです。
対処していないと店側が罰則を受ける可能性があったりと大変なんですよね。
バックれたバイトに対する店側の対応
では、店側の対応についてもう少し掘り下げて話しますね。
安否確認をする理由
従業員の安否確認は法律で義務付けられているものでありませんが、労働安全衛生法により従業員に対して安全配慮義務が課せられています。
ですので、コンプライアンス的な意味で安否確認は重要になるのです。
というか単純に、同じ職場で働く仲間の心配をするのは当たり前ですよね。
私物の処理
これ、意外と困るんですよね。
人のものを勝手に捨てるわけにもいかないし、置いておいても邪魔になる。
ですので、わたしの場合は郵送でバックれた人の家に送りつけていましたね。
制服などの備品の回収
店の制服などを持って帰ったままバックれるのはやめてください、お願いします。
会社の備品を悪用されたりすることを考えたら、心配で夜しか眠れないのです。
もう着払いでもいいので、職場まで郵送して欲しいです。
退職の意思の確認
アルバイトであっても正当な理由なく解雇にするのは厳しいです。
「辞めます」の一言さえあれば、解雇ではなく退職という扱いにできます。
勝手に解雇にすると、後々にトラブルになる可能性があるのでやっかいなんですよね。
ですから、電話でもメールでも一言だけでもいいので、ハッキリと本人の意思を示して欲しいです。
緊急連絡先に連絡することも
本人との連絡が取れない場合は、緊急連絡先まで連絡をするケースもあります。
多くの場合は、実家の親御さんを緊急連絡先にしているので、バックれたことがバレる可能性があります。
最悪の場合は、警察まで話がいくかもなので注意してください。
残っている給与の渡し方
基本的にはバックれても給与は働いた分をキチンともらえます。
これは、労働基準法第24条で明文されています。
大手ならばだいたい振り込みになるのですが、場合によっては手渡しになる可能性もあります。
就業するときに銀行振り込みの手続きをしていれば、当然お店側は最後の給与を振り込みで支払うべきです。
しかし、中には嫌がらせ目的でわざと手渡しで給与を支払おうとしてくる人もいます。
労働基準法では、支払いの義務はあっても振り込みの義務まではないんですよね…。
ただ、給与をもらうのは当然の権利なので、手渡しであってももらいにいくべきです。
長い説教をされるかもしれませんが、ほんの少しの我慢です。
損害賠償請求される可能性はある?
ないです。99%はないと思って大丈夫です。
バックれる前に意図的に店に被害を与えたりしたりしなければ、まず大丈夫です。
損害賠償請求をするには、裁判を起こさなければなりません。
そうなると、裁判費用や弁護士費用、あなたが店に被害を与えた明確な証拠などが必要になってきます。
それだけの金や時間をバックれバイトに使う会社なんてまずありえません。
すでにバックれている方へのアドバイス
すでにバックれをかましている方も多いと思うので、これからどうするべきかのアドバイスをしたいと思います。
すごく気まずいのは分かるけど連絡をしよう
「いつかは連絡をしなければ…。」と思っていても実行するのは中々むずかしいですよね。
時間が経つほど、ハードルが上がって苦しくなります…。
ですが、連絡をすると意外とアッサリ終わることも多いです。
慣れている職場ですと
「無断欠勤をして申し訳ありません。できれば退職の手続きを…。」
「あー、よかった。無事だったんですね。心配しましたよ。退職の手続きはしておくので備品の返却だけお願いしますねー。」
という感じで悩んでたのがバカバカしくなるほどすぐ終わることもあります。
どうしても電話がダメならメールや手紙とかでもいいです
電話でのやりとりがダメならLINEでも手紙でもなんでもいいです。
ただ、「辞めます。」という言葉だけでも全く変わってきます。
その一言で店側も処理がスムーズにいくので、お願いしますね。
謝罪をするときの例文
連絡を入れる際に、謝罪の言葉をワンクッション入れるだけでも向こうの心証は変わるのでぜひ参考に。
電話で謝罪する場合
「今回は、無断欠席にて皆様に大変なご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。
重ねて大変恐縮なのですが、本日付でアルバイトを辞めたいと思います。」
その際に、備品の返却などの必要があれば返却方法や給与の受け取り手段なども聞くようにしましょう。
メールやLINEでの謝罪の例文
△△店長
アルバイトの〇〇です。
〇月〇日は無断で休んでしまい、大変申し訳ありませんでした。
ここ数週間、自分なりに頑張ってきたつもりでしたが、
思うように仕事を覚えられず、失敗を繰り返して先輩方に迷惑をかけ、
バイトに行くのが不安になっていました。
せっかく採用していただき、ご指導を賜ったにも関わらず、
このまま退職させていただきたいと考えております。
店長をはじめ、他のスタッフにも大変ご迷惑をおかけしたこと、
心からお詫び申し上げます。
つきましては、お借りしている制服などの返却方法について
ご指示いただけますでしょうか。
お忙しい中恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
〇〇〇〇(氏名)
これを参考に職場や自身の状況に合わせて組み立てましょう。
まとめ
バイトをバックれるのは、社会常識ではNGです。
しかし、メンタルが不安定な時はどうしてもバックれてしまうことがあると思います。
わたしも昔はそうでしたからね。
ですが、バックれたままにしておくと色々と面倒なことになりかねないので、できれば電話やメールで「辞めます。」という一言でもいいので伝えましょう。
バックれっぱなしは、心にモヤモヤしたものを残し、何よりあなたのためになりません。
この記事を参考に、バックれの悩みが少しでも解消されれば幸いです。