「会社で仕事が覚えられない、辛い…。」
仕事を覚えられないと職場で戦力になれず、優秀な同期とも比較されて辛い気持ちになりますよね。
私も社会人一年目はそうでしたのでよく分かります。
優秀な同期ばかり話題に上がって、自分は空気扱い…。
ですが、そもそも物の覚え方には個人差があります。
早熟、大器晩成という言葉があるように、成長の早い人もいれば遅い人もいる。
きっとこの記事を読んでいるあなたも大器晩成なのでしょう。
つまり、最初は辛いですけれど今をしっかり努力すれば、ちゃんと仕事を覚えられるようになります。
ということでこの記事では、仕事を覚えられないと悩む人の原因と対処法を解説しようと思います。
Contents
仕事を覚えるスピードには個人差がある
上記のデータのように、「仕事が覚えられない」と悩んでいる人は多いです。
ということは、会社に入って間もない新人であれば仕事ができなくても気にする必要はないということです。
社会人一年目の人が誰でも思い悩む普通のこと。
入社2年目、3年目から仕事ができるようになる
上記のデータのように、「仕事が覚えられるようになった実感」が出るのは入社後2、3年目からなんですよね。
ですから、社会人一年目で「仕事が覚えられない」と焦る必要はないのです。
これから解説する仕事を覚えられるようになる対処法を実践すれば何の心配もありません。
仕事が覚えるのが遅い人にもメリットはある
仕事を覚えるスピードが遅いことは完全にデメリットになるわけではありません。
覚えるのが遅い、ということは後輩ができた時に良い先輩になれます。
仕事を覚えられない人が仕事ができるようになれば、「後輩がどこでつまずくのか、悩むのか」を理解できるんですよね。
飲み込みが早い人ほど感覚で理解して、遅い人ほど論理的に理解します。
個人の感覚で説明してくる人よりも、なぜそうなるのかを論理的に説明してくれた方が分かりやすいですよね。
ですから、今仕事が覚えられなくて辛いかもしれませんが、将来的に必ず苦労は報われるので安心してください。
仕事を覚えられないよくある原因(主に外的要因)
仕事が覚えられないよくある原因を解説します。
これから紹介することは、主に職場の環境などの外的要因によるものです。
ですから、以下に該当する環境にいるのなら注意した方がいいかもしれません。
- 入社したばかりで経験が足りない
- 質問がしにくい職場環境
- 新人教育のマニュアルがない
- 仕事量が多すぎる
1.入社したばかりで経験が足りない
入社したばかりで経験が足りないのであれば、仕事を覚えられないのは当然のことでしょう。
初めて目にするもの、耳にする情報ばかりで頭の整理が追いつかない。
まさに、「何が分からないのか分からない」状態ですね。
2.質問がしにくい職場環境
厳しい上司がいたり忙しく余裕のない職場。
「質問したいけど怒られたらどうしよう。」
仕事内容で質問したくてもできない職場環境だと仕事が覚えられるはずがありません。
3.新人教育のマニュアルがない
新人教育のマニュアル、ノウハウがない職場だと仕事は覚えられません。
入社時に研修がなかったり、いきなり実務に駆り出されてもまともに仕事をこなせるわけがありません。
4.仕事量が多すぎる
仕事量が多すぎる職場も成長できない原因の一つでしょう。
入社したばかりであれば、一つずつできる仕事を確実に増やしていかなければなりません。
いっぺんに色んな仕事を振られても、結果的にどれも中途半端になってしまうからですね。
仕事を覚えられない人の特徴(主に内的要因)
では、仕事を覚えられない人に共通する特徴を紹介していこうと思います。
これらに当てはまる人は気をつけましょう。
- 一度したミスを何度もする
- 勝手に仕事を進める
- 業界の知識が足りていない
- 仕事の優先順位や時間を決めていない
- 仕事に興味を持っていない
- 業務内容と目的を理解していない
1.一度したミスを何度もする
ミス、それ自体は何の問題もありません。
ですが、同じミスを何度もしていては仕事をできるようにはならないです。
失敗から学んで成長するのが重要でしょう。
2.勝手に仕事を進める
勝手に1人で仕事を進めていては、仕事を覚えられません。
間違ったやり方で闇雲に作業しても結果なんて出るはずがない。
最初はしつこいくらいに仕事を教えてもらうことも必要です。
3.業界の知識が足りていない
業界の知識が足りていないのも、仕事を覚えられない特徴の一つです。
専門用語やその業界特有の知識がなければ、上司や先輩に仕事を教えてもらっても理解できません。
最低限は自分で学ぶようにしなければ、成長はできないでしょう。
4.仕事の優先順位や時間を決めていない
仕事の優先順位や時間配分を決めなければスムーズに仕事はできません。
今日中に終わらせる必要のある仕事や後回しにしてもいい仕事を振り分ける能力は、社会人にとって必須のスキルと言えるでしょう。
5.仕事に興味を持っていない
仕事に興味を持っていないのも仕事を覚えられない特徴の一つです。
興味がなければ自分から仕事についての理解を深めようとはしません。
休みの日や空き時間に仕事のことについて調べるくらい興味があれば理想ですね。
6.業務内容と目的を理解していない
業務内容と目的について理解していない人は多いです。
今自分がどんな仕事を何のためにやっているのか。
それを理解していなければただの作業になってしまい、思わぬミスにつながります。
業務内容と目的を理解していれば、応用力もついてミスは格段に減るでしょう。
仕事を覚えられない、辛いを解決する7つの対処法
それでは、「仕事を覚えられなくて辛い状況」を解決するときに、必ず実践すべき対処法を解説していきます。
これから解説する内容を実践すれば絶対に今よりも仕事ができるようになるので参考にしてください。
- 説明を最後まで聞いてからメモを取る
- 仕事内容と目的を明確にする
- 業界知識を身につける
- 分からないことは必ず聞くようにする
- ミスした項目を忘れないようにする
- 自分が持っている仕事を整理する
- 仕事の優先順位を確認する
1.説明を最後まで聞いてからメモを取る
仕事を教えてもらう時に、話を聞きながらメモを取る人って多いです。
ですが、覚えようと思うのなら「区切りのいいとこまで話を聞いてから」メモを取るようにすべき。
なぜかというと、メモを取るのに必死になって結局話を理解していない人が多いからです。
メモとは、「自分が理解できているのか、そして忘れないようにする」ためにするもの。
ですから、ある程度話を聞いてから一度メモを取る時間を設けてもらって、メモを取る途中に分からないところを確認していくべきなのです。
そうすれば、分からない箇所も解決できて、後から見直しても理解しやすいようにメモを取れます。
メモを取ること自体が目的になってはいけません。
2.仕事内容と目的を明確にする
仕事には必ず意味があります。
「何をすればいいのか。」
「なぜする必要があるのか。」
「いつまでに終わらせるべきなのか。」
など、5w1hを参考にしましょう。
5w1hを意識すれば仕事内容も目的も理解できて、仕事の効率も必ず上がります。
3.業界知識を身につける
職場によっては、普段は耳にしない業界用語や専門的な知識が必要になってきます。
ある程度の規模会社であれば、研修などによって勉強する機会はあるでしょう。
自社の商品、競合他社の商品やその歴史やトレンド的な知識など。
普段から自分で研究する癖はつけておきましょう。
4.分からないことは必ず聞くようにする
「分からないのに分かったフリをする。」
仕事を覚えられない人に一番多い特徴です。
確かに、「質問したら笑われそう、恥ずかしい。」という気持ちは理解できます。
ですが、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥という言葉もあります。
いつかは必ず必要になる知識も多いので、聞くなら早い方がダメージは少なくなります。
というか新人時代であれば、どんな初歩的な質問をしても大丈夫です。
本気で馬鹿にする人なんていませんし、いたとしてもその人の程度が低いだけなので気にする必要は全くありません。
私の経験上、仕事ができる人ほど恥を恐れずにガンガン質問しますね。
5.ミスした項目を忘れないようにする
同じミスでは、1度目と2度目以降では意味合いが大きく変わります。
1度目は誰でも起こり得る仕方のないもの。
しかし、2度目以降は明らかにその人に原因があるミスです。
仕事ができない人は同じミスを何度もするし、仕事ができる人はミスをするたびに反省と対策を考えて2度と同じミスをしないようにします。
ですから、仕事を覚えられないと悩んでる人は、ミスをする度に「どうすれば同じ間違いをしないようにすべきか」を真剣に考えるようにしてみてください。
ミスを繰り返して成長していけば無敵になれます。
6.自分が持っている仕事を整理する
仕事を覚えるには、自分の持っている仕事を整理することが重要です。
職場によっては上司から、「アレとこれとそれを〇〇日までやっておいて!」なんて言われます。
そんな時に何も考えずに当てずっぽうに仕事をしても効率が悪いです。
まずは、どんな種類の仕事か、自分だけで出来るのか、など仕事をカテゴリー分けして整理するようにしましょう。
7.仕事の優先順位を確認する
仕事の優先順位をつける癖は社会人の必須スキルでしょう。
今ある仕事を以下の4つの項目に当てはめて考えてみるといいです。
- 重要度が高く、緊急性も高い
- 重要度は低いが、緊急性が高い
- 重要度は高いが、緊急性が低い
- 重要が低く、緊急性も低い
優先順位としては「1」が最も優先度が高く、「4」が優先度の低い仕事になります。
また、優先順位を作ったらスケジュールに余裕を持たせ柔軟に行動し、仕事内容をリスト化して分かりやすいようにしておきましょう。
職場環境に問題がある場合は退職した方がいい
「仕事を覚えられない、辛い」という状況は会社側に問題ある可能性もあります。
そのようなときは、ハッキリ言って個人でどれだけ頑張っても改善できない、というか時間の無駄になることが多いです。
「仕事を覚えられない」のではなく、「ちゃんと仕事を教えてもらえていない」のかもしれません。
そんな時は諦めて転職をした方が絶対にいいです。
せっかく仕事をやる気があるのに、それを潰す職場にいても勿体無いですからね。
ちなみに、よくある失敗例で働きながら転職活動をする人がいますがやめた方がいいです。
時間がなく、焦って転職活動をしても良い会社に就職できません。
※実体験
まずは退職して、じっくりと転職活動をできる環境を整えましょう。
退職を言い出しにくい時の対策
「この仕事を続けても上手くいく気がしないな…。」
と思っても、上司に退職って言い出しにくいですよね。
適当な退職理由を探すのもめんどくさいし、退職時に気まずい思いをするのも…。
そんな時は、退職代行を利用するといいかもしれません。
まとめ:「仕事を覚えて辛い状況を乗り越えよう」
会社に入ったばかりの新人であれば、仕事を覚えられないのは当たり前のことです。
だいたい社会人2年目、3年目になってから仕事ができるようになった実感を覚え始めます。
ですから、今は仕事ができなくて辛いかもしれませんが我慢すべき時期です。
本記事で解説した対処法を参考にすれば必ず2年後、3年後には成果が出ます。
そして、仕事が覚えられない原因は自分自身ではなく、職場環境にあるのであれば退職をしましょう。
せっかくのやる気をダメな職場で無駄にするのは勿体無いですからね。