でも研修期間に辞めるのって世間的に大丈夫なのかな…?
期待と不安で胸を躍らせながら始まった社会人生活。
しかし、待っていたのは厳しい新人研修…。
早くも退職を検討するけれど、辞めてもいいのかどうか判断できない。
そんな方のお悩みを解決します。
- 新卒が研修期間中に辞めるメリット・デメリット
- 退職するべき新人研修
- 厳しい新人研修をする意味
- 新卒が新人研修で辞めたくなる理由
- 厳しい新人研修を乗り越える方法
- 新卒が研修期間でも即日退職できる方法
まず前提として、新卒が新人研修期間中に辞めるのは何の問題もありません。
もちろん、メリットもデメリットも両方ありますけどね。
この記事を読めば、今のモヤモヤした気持ちがスッキリできて前向きに進めるようになりますよ。
再就職できるかも分かりませんし…。
それにまだ第二新卒として有利に再就職できるよ!
Contents
新卒が研修期間に辞めるのは危険?どうなの?
新卒に人が研修期間中に会社を辞めても問題ありません。
というのも、研修期間って会社側も「新入社員をふるいにかけている状態」なんですよね。
入社した新卒の人全員が教育を終えて会社に貢献してくれるなんて思ってないわけです。
会社に入って間もないのであれば、会社側も払うコストも微々たるものですので、むしろ助かるわけなんですよ。
「辞めよう。辞めよう。」と思いつつ何年もダラダラ仕事をされるよりかは、「辞めるならさっさと辞めてくれ。」って感じなんです。
ということで会社側的には建前はどうあれ、新卒の1人や2人辞めることなんて織り込み済みで、何の問題もない。
であれば、あとは「新卒の人が退職した後にどうなるか」、が気になりますよね。
新入社員が早期退職をするメリット・デメリットについて解説していきます。
新入社員が研修中に辞めるメリット
新入社員が研修中に辞めるメリットは以下の通りです。
- 第二新卒として有利に再就職できる
- 無駄な時間を過ごさずに済む
- ストレスから解放される
第二新卒として有利に再就職できる
新卒で就職して、3年以内であれば第二新卒として有利に再就職できます。
第二新卒であれば、最低限のビジネスマナーがあると判断され、余計な教育コストをかけずに済むので重宝されるのですね。
もし、ビジネスマナーを教育される前に退職したとしても、自分で勉強して面接で、「前職で最低限のビジネスマナーは学びました!」と言っておけば何とかなります。
何年もズルズルと嫌な職場に勤め続けて第二新卒の権利を失うのだけは避けましょう。
無駄な時間を過ごさずに済む
一番怖いのが、向上心も目的意識もなく無駄な時間を会社で過ごすことです。
辞めたい、と思いながら働いても成長できないし、間違いなく成果も出ません。
そんな環境でずっと悩んでも仕方ありません。
「働いた期間に見合うスキルを身につけてない人物」になってしまう前に、退職して自分が輝ける環境に移動した方が絶対にいいです。
ストレスから解放される
ストレスから解放されるのも大きな利点です。
成長するためのストレスなら、多少は我慢するべきでしょう。
ですが、健康な心を壊すほどのストレスならば話は別です。
新卒ならば、我慢するべきストレスと我慢するべきではないストレスの違いが分かりにくいかもしれませんが、注意しなければうつ病になって大変な目に遭ってしまいます。
↓のサイトで簡易的ではありますが、ストレスチェックをしてみるのをオススメします。
新入社員が研修中に辞めるデメリット
新入社員が研修中に辞めるデメリットは以下の通りです。
- 転職や再就職に不利になる可能性がある
- 早期退職は世間体が悪くなるかも
- 職歴に傷がつくかも
転職や再就職に不利になる可能性がある
研修期間で辞める=根性ナシ、というイメージを持たれて、転職や再就職で不利になる可能性があります。
「どうせうちの会社に入っても、またすぐに辞めるんじゃないの?」って思われるのですね。
面接官に、「その理由なら辞めても仕方がないなぁ。」と思わせなければいけません。
間違っても、前の職場の悪口などを言わないようにしましょう。
会社の不満を述べて、自分の正当性を主張したところで聞く耳を持ってくれるわけないですからね…。
できれば、「どうしてもこの業界で働きたくて、身勝手ながら方針を変更して御社を志望しました。」
くらいの「ポジティブで誠意のある退職・転職理由」を考えておきましょう。
早期退職は世間体が悪くなるかもしれない
試用期間で辞める早期退職は、世間体が悪くなるかもしれません。
「石の上にも三年」という言葉があるように、すぐ辞めるのって非難されやすいです。
昔の終身雇用の時代の名残りでしょうか、日本では同じ会社でずっと働くのを美徳とします。
そのためすぐに会社を辞めると、「恩知らず、根性ナシ。」って思われてしまうのですね。
ですが、本当に大事なのは「自分がどうしたいか。」です。
事情も何も知らない他人の言葉よりも、自分の意志の方が大事に決まってますよね。
職歴に傷がつく
職歴に一生ものの傷がつく可能性があります。
2022 4月 ◯◯株式会社 入社
2022 4月 ◯◯株式会社 自己都合により退職
という面白い履歴書が出来上がってしまいます。
わざと履歴書に書かない選択肢もありますが、最悪の場合は経歴詐称でめんどくさいことになってしまうので要注意です。
退職した方がいい新人研修
では、「こんな研修をする会社は退職するべき!」という研修内容を紹介していきます。
もし、今あなたが以下のような研修を受けていたら、本気で退職を検討するべきでしょう。
- 人格否定の叱責をされる
- 労働基準法に違反している
- 連絡手段を取り上げられて軟禁生活
人格否定の叱責をされる
研修の指導者から人格否定の叱責をされる場合は、すぐに退職すべきです。
怖いもので、立場が上の人から何度も人格否定の酷い言葉を受け続けると、「俺ってなんてダメなやつなんだ…。」って自信を喪失してくるんですよね。
ブラック企業の常套手段として、
- まずは社員の心をへし折って、「自意識」のない空っぽにする。
- 会社の都合の良い人格になるように、徹底的に洗脳する。
- 犬の躾のように、会社の言いなりになったら褒める。
- 会社の教えを忠犬のように守る操り人形の完成。
という洗脳手順があります。
こうなってしまっては、あなたの人生が終わってしまう可能性大なので、絶対に退職して下さい。
労働基準法に違反している
労働基準法に違反しているような新人研修をする会社は、言うまでもなく辞めるべきです。
長時間労働、時間外労働、サービス残業…。
「新人のうちは多少は仕方ない…。」
「会社に貢献できてないのだから、給料をもらえるだけマシだよな…。」
なんて考えは大間違いです。
研修期間に労働基準法を守らない会社は、ほぼ間違いなくその後も劣悪な職場環境が待っています。
ずっと、何年先までもずっと違法な労働を強制させられます…。
連絡手段を取り上げられて軟禁状態
外部との連絡手段、スマホなどを取り上げられて家族や友人と連絡を取れないような新人研修をする会社も、辞めた方がいいです。
「連絡を取れなくする」ということは、その研修で後ろめたいことをしているということ。
「研修に集中させるため」なんていう理由で、新人が誰かに相談するのを防いでいるのですね。
つまり、「誰かに相談されたら困るような研修内容」だというわけです。
厳しい新人研修をする意味
なぜ、こんな厳しい研修をするのか、疑問に思う人もいるでしょう。
新人研修自体は何らおかしいことではないので、会社側がどういう意図で研修をするのか知っておきましょう。
- 社会人としての基本的なビジネスマナーを学ぶため
- ストレス耐性をつけさせるため
- 会社の言いなりにするため
社会人としての基本的なビジネスマナーを学ぶため
最も多くの理由が、社会人としてのビジネスマナーを学ぶためでしょう。
名刺交換の作法、WordやExcelの操作、業種ごとの必須知識…
その会社に働くために必須の知識やマナーを教育します。
他の会社に転職するとしても、これらの知識は必ず役に立つのでありがたく学んでおきましょう。
ストレス耐性をつけさせるため
社会人であれば、大なり小なりストレスは溜まります。
特に顧客と面と向かって対応する営業などであれば、なおさらでしょう。
そのため、研修中にわざと大声で怒鳴ったりするのですね。
しかし、これが過剰になるとパワハラになります。
ものには限度がありますので、我慢できない場合は退職を検討しても良いかもしれません。
会社の言いなりにさせるため
悪質な会社は、新人を言いなりにさせるために研修をする場合もあります。
研修期間でじっくり、新人の自我を壊して会社の都合の良いように扱える人材に育てるのです。
会社側としては、不当な扱いにも文句を言わずに馬車馬のように働く人材なんて夢のような話ですからね。
これはブラック企業の中でも、とびきり悪質な部類なので今すぐにでも逃げないと何もかもが壊れてしまいます。
なぜ新入社員が辞めるのか?新人が辞める理由
新人が研修期間で辞める理由を紹介したいと思います。
おそらく共感できる点もあると思うので、参考にしてみて下さい。
- 指導する上司が厳しい
- 急な環境変化によるストレス
- 覚えることが多すぎる
指導する上司が厳しい
指導する上司が厳しいと辞める新人は多いです。
新入社員に対して、「大声で怒鳴る・他の人の前で公開説教・細かい点まで指摘など…」
必要以上に厳しいと、そりゃあ辞めたくなっても仕方ないですよね。
意味のある厳しさならまだ我慢できるのですが、理不尽で訳もわからない説教とかは勘弁です…。
急な環境変化によるストレス
ゆとりのある学生生活から急に厳しい社会人生活による、環境変化のストレスから仕事を辞めたくなります。
理解のある会社であれば、少しずつ研修をペースアップさせていくのですが、厳しい会社は一気にエンジン全開まで持っていく。
急に社会人生活に慣れろって方が無理な話で、過剰にストレスを受けて退職したくなる気持ちも理解できます。
覚えることが多すぎる
研修期間に覚えることが多すぎる場合も、会社を辞めたくなります。
これまで全く、あるいはほとんど触れてきたことない知識を一気に教えられて、頭がパンクするのですね。
業種によっては、膨大な知識を必要とされるので付いていけなくなるのも分かりますね。
新人研修が厳しい時はどうやって乗り越えればいいのか?
新人研修が厳しすぎて耐えられない時は、その日だけ頑張るのをオススメします。
ずっと頑張ろうとせずに、「今日だけ」頑張ることに集中しましょう。
その「今日だけ」を一日ずつ積み上げていくのです。
そして、今日頑張ったら明日絶対に辞めようと思いながら過ごしましょう。
先の膨大な不安を考えずに、その日だけ必死になる。
いつでも辞められる、辞めてもいいっていう心構えだとけっこう気が楽になりますよ。
試用期間中って何日前に退職を言えばいいの?
新人研修中は、辞めると決断したらすぐに言いましょう。
戦力になる社員とは別で、新人は別にいつ辞めても会社は困りません。
むしろ、辞めたいと思いながら仕事を継続される方が迷惑になります。
本人にも会社にとっても、すぐに辞める方が得になりますからね。
研修期間中に辞めてもいいのか迷う人へ
「この会社ブラックかも…」
「ここで頑張っても未来がなさそうだな…」
と思っても、研修期間中では辞め辛いですよね。
もし、指導してくれてる上司や先輩に退職を申し出ても、
「もう辞めるの!?せめて1年くらいは頑張ろうよ!」
「採用して教育するのにいくらかかったか分かる?失礼じゃないの?」
って感じで、退職者の良心につけ込んで好き勝手言ってきます。
ですが、一番大切なのは「どうすれば自分が幸せになれるか」です。
今の職場で頑張れば自分にとってプラスになるビジョンが見えるのなら、退職を踏みとどまって努力すべきでしょう。
反対に、プラスになるビジョンが見えないのであれば、スパッと会社を辞めるべき。
その際に、「会社の利益」は考慮する必要はありません。
会社と労働者の立場は対等です。
あなたが辛い思いをしているのに、どうして会社側の事情を優先する必要があるのでしょうか?
まずは、自分の感情を第一に考えましょう。
というか、社員1人辞めたくらいで会社の命運が決まったりしないので安心して下さい。
もし、退職を言い出しづらいのなら退職代行を利用するのもおすすめですよ。
退職したくなる苦しみは痛いほど理解できるので 、つい熱くなりすぎました。
まとめ:新卒が研修中に辞めるのは問題ナシ!
新卒が研修中に辞めるのは何も問題ありません。
何年も、「辞めたい…。」と思いながら仕事をしても会社に迷惑ですし、何より自分自身のためになりません。
早期退職をすれば、第二新卒として再就職も有利にできます。
新人研修がどう考えても厳しすぎる、理不尽すぎると思う場合は退職を前向きに検討するべきでしょう。
また、自分で退職交渉をすると会社側と揉める可能性があるので、退職代行を使うのも一つの手です。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
本記事があなたのこれからに少しでもお役に立つことを祈っております。