職場のストレスが限界まで達しても、どうするべきか分かりませんよね。
我慢するべきなのか、転職したり退職した方がいいのか。
世間的には、「仕事は辛いもの、お金を貰うのだから我慢するべき。」
そんな無責任で乱暴な風潮であふれています。
ですが、本当にその我慢の先に幸せな未来は約束されているのでしょうか。
私は、その辛い我慢の先には破滅が待っていると思います。
ということで今回は、ストレスフルな職場を辞めるべき理由について解説していきます。
この記事を読むことで、現在の環境がどれだけ異常か理解でき、望む未来に向けて少し前進できるようになります。
でも、目標と関係のないストレスが続くと、いつか壊れちゃうんだよね…。
Contents
職場のストレスは限界まで我慢するべきではない
![職場 ストレス 限界](https://oshigoton.com/wp-content/uploads/2022/03/23358641_s.jpg)
我慢しながら限界まで仕事を続けても、行き着く先はうつ病か自殺です。
滅私奉公で会社に貢献しても、困った時に助けてくれる企業は多くありません。
ストレスで限界まで苦しんでいるあなたが、その証拠です。
そんなに悩んでいるあなたを会社は、なぜ助けてくれないんでしょうか。
なぜ、その苦しみに気づいてくれないのでしょうか。
あなたが所属している会社が利益ばかり追求して、社員の精神状態なんて何とも思っていないからです。
そんな最低な会社で我慢しても、何も未来はありません。
我慢=美徳、そんな価値観はもう古い
なぜ日本では、仕事において我慢を美徳とされるのでしょうか?
それは、昔の年功序列・終身雇用の時代があったからです。
その当時は、同じ会社で頑張っていれば勝手に給料が上がり、また定年までクビを切られる心配がありませんでした。
ですが、長引く経済の停滞により、体力のある会社も減ってきました。
何年経ってもろくに昇給しない、業績が悪化すれば簡単にクビを切る。
そんな「労働者にだけ頑張らせて見返りを与えない」状況で、「労働=美徳」なんて時代遅れで一方的な酷い価値観なのです。
KAROSHI(過労死)が英語辞書に登録されている
Oxford English Dictionary Onlineで、日本語の「過労死」がそのまま登録されるという不名誉な事態になっています。
日本の労働環境の劣悪さが分かりますね…。
少し勘違いしやすいのですが、過労死は何も「働きすぎ」という意味だけではありません。
職場でのストレスから、心身に異常をきたして死に至る。
そんな意味も含んでいるのです。
つまりは、労働時間の長さ+「職場でのストレスが多い」ので過労死が日本で頻発しているるのです。
職場のストレスで限界な時のサイン(兆候)
![職場 ストレス 限界](https://oshigoton.com/wp-content/uploads/2022/03/22832798_s.jpg)
- 趣味が楽しめなくなった
- 眠るのが怖い
- 朝が憂鬱
- 食欲が減る、増える
- 何もする気が起きなくなる
- 仕事以外で外出しなくなる
これらが当てはまるのなら、今のようにストレスを我慢するのはやめた方がいいでしょう。
趣味が楽しめなくなった
何をしていても職場での悩みが頭から離れずに、今まで好きだった趣味を楽しめなくなるのです。
そのせいでリラックスできずに、さらにストレスが溜まっていく悪循環に陥る。
眠るのが怖い
次の日の仕事を考えると不安で夜も眠れなくなる。
そんなことありませんか?
少しでも仕事の時間を先延ばしにしようと、寝るのをためらってしまうのです。
不眠も立派なストレスの症状なので気をつけましょう。
朝が憂鬱
朝起きるたびに仕事のことを考えて憂鬱になります。
「また今日も、あの職場に出勤するのか…。」
本来であれば気持ちのいい朝と太陽の光が、反対に恨めしくなるのですね。
「いっそのこと朝なんて来なければいいのに…。」
こんなふうに思い出したら要注意だと思います。
食欲が減る、増える
職場のストレスから食欲が増えたり、減ったりします。
ストレスが溜まると、脳の神経やらがおかしくなって適切な食事を取れなくなるのですね。
「最近、体重が増えた(減った)…。」
って人は気をつけた方がいいかもしれません。
何もする気が起きなくなる
せっかくの休みの日に、何もせずに家でゴロゴロしてばかりなら要注意かもです。
昔から家でダラダラしているのならいいのですが、仕事で悩み始めてそんな症状が出ているのなら、
ストレスで精神に異常をきたしている証拠です。
私も病んでる時は、家にいるときは布団の中でずっとボーッとしてました…。
仕事以外で外出しなくなる
必要最低限以外は家にこもる、半引きこもり状態のことです。
外に出て日光を浴びずに人との関わりもなかったら、けっこう精神を病むんですよね。
仕事で悩む→外出する気が起きない→元気がなくなる→もっと仕事で悩む→…
こんな負のループに陥ってしまうのです。
限界ならまずは休もう
![職場 ストレス 限界](https://oshigoton.com/wp-content/uploads/2022/03/23131582_s.jpg)
職場のストレスが限界なら、もう休職か退職するしかありません。
その仕事に命をかけてる!くらいの思いなら続けてもいいと思いますが、
そうでないならこれ以上がんばってもあなたが壊れるだけです。
そして、ほとんどの会社は助けてくれません。
限界まであなたを追い込む会社のせいで、本当に人生が台無しになってしまうのです。
私は何人も見てきました。
会社のために、それが常識だから、普通だから。
そう、自分に鞭を打って言い聞かせながら懸命に働く同僚を。
しかし、ボロボロになって医師の診断書を持ってきた同僚を、上司は冷たい目を浴びせるだけでした。
限界まで頑張った人間に対する褒美が、その侮蔑の眼差しかよ。
私はその時から、企業を信用するのをやめました。
どうか知って欲しい。
あなたを守って本当に理解してあげられるのは、あなた自身だけということを。
ストレスで休職する方法
まずは医師の診断を受けましょう。
うつ病などの精神病なら会社に連絡して休職の申請をしましょう。
休職中の生活費などが心配でしょうが、大丈夫です。
健康保険から傷病手当金が支給されるので、しばらくは何とかなります。
傷病手当金など、公的支援の詳細は下の記事で詳しく解説しています。
![休職 お金がない](https://oshigoton.com/wp-content/uploads/2022/03/5195261_s-320x180.jpg)
ストレスで退職する方法
できれば休職して公的支援を受けた方が長く療養に専念できるのですが、
今すぐにでも会社と関係を断ちたいと思う人もいるでしょう。
そんな方はすぐに退職するべきです。
ですが、退職ってけっこう大変なんですよね。
会議室で上司数人から罵倒まじりのしつこい引き止めにあったり。
※実体験です…。
退職しようと思っても、中々言い出せずにさらにストレスが増える。
そのような時は退職代行サービスを利用するのをオススメします。
退職くらい自分だけでしないと恥ずかしい、そんな気持ちは捨てましょう。
中には話の通じない人が多いです。
そんな人のせいでこれ以上ストレスを増やさないように最速最短で退職するべきです。
これなら、相談したその日から出社も連絡もせずに退職できます。
詳しくは↓の記事で解説しているのでよかったらどうぞ。
![退職 言い出せない](https://oshigoton.com/wp-content/uploads/2022/01/23089433_s-320x180.jpg)
ストレスが限界の時は転職しない方がいい
ストレスで病んでる時は冷静で的確な判断ができません。
「もう早く今の会社から逃げたい。」
そんな気持ちで、良い職場を見つけられるわけないですよね。
このご時世に優良物件はそう簡単には見つかりません。
がむしゃらに焦っても、また同じような職場で絶望するだけです。
私のように…。
まずは休んで、冷静になったら次の職場を探す。
これが一番良い方法です。
療養しながら考えるべきこと
![職場 ストレス 限界](https://oshigoton.com/wp-content/uploads/2022/03/22577864_s.jpg)
仕事を休職、退職するのは良いけど、何をすべきなのって悩みを持つ人も多いと思います。
そんな方に向けてすべきことを順に解説しますね。
いいですか、焦らずに落ち着いてゆっくり確実にこなしていきましょう。
まずは休職、退職を実行!
何よりもまずは休職、退職しましょう。
限界までストレスを溜める異常な環境を抜け出すのです。
ゆっくり療養できる環境を構築するのが、何より大事なことです。
ゆっくり休む、とにかく休む!
休職、退職した後は、何というか罪悪感みたいなのに襲われます。
本当に辞めてよかったのか、こんなに怠けていてもいいのか。
そんな弱気な心が消えるまでは、これからのことを全て忘れて休みましょう。
弱ってる時ってほんとにろくな考えが浮かびませんからね。
ただ、家にこもるのだけはマジでやめた方がいいです。
日に一度は無理してでもお日様を浴びながら散歩すれば、けっこう回復します。
周りの視線は気にしないでいいです。
今は、自分自身だけを大切にしましょう。
落ち着いたらこれからどうしたいかを考える
どうすべきか、ではなく「どうしたいか」を考えるようにしましょう。
「これからどう生きたいか。」
を中心に考えるのが重要です。
- 他人から尊敬される生き方
- 金持ちになって羨ましがられる生き方
- 困ってる人を助ける生き方
- 誰にも縛られない自由な生き方
など、なんでも大丈夫です。
まずは、目標とする生き方を決めて、それから必要な仕事を選ぶのです。
ちなみに私は、自由で困ってる人を助ける生き方を選択しました。
そのための一つとして、こうやってブログで色んな悩みを解決しようとしてるのです。
本当に解決できるか不安ですが、この記事で誰かの悩みが1㎜でも解決できれば最高ですね。
![生きるのが 辛い 仕事](https://oshigoton.com/wp-content/uploads/2022/02/3060878_s-320x180.jpg)
最後に:自分を否定するのだけはダメ
真面目で責任感の強い人ほど、自分に原因があると思い込んで、職場のストレスを限界まで我慢します。
私は、そんな素晴らしい人が酷い会社に搾取されるのが大嫌いなんです。
だって、真面目で頑張る人が報われない社会なんて、そんなの悲しすぎる。
ですから、どうかストレスで押しつぶされる前に休んでください。
休職でも退職でも、どちらでもいいです。
会社の都合や世間体などよりも、第一にあなた自身の心を守ってあげてください。
それは誰でもないあなた自身にしかできないのです。
もう十分すぎるほど頑張ったのですから、そろそろ休んでも大丈夫ですよ。
この記事が少しでもあなたのこれからに役立つことを祈っております。