この記事ではそんなお悩みを解消します。
いくつもの会社を転々としてきた経験からアドバイスしますね。
はじめに結論から言ってしまうと、
- あなたに直接仕事の指示をする人
- あなたの業務やスケジュールを管理する人
が、あなたの直属の上司になります。
それでもピンとこない人も多いと思うので、もう少し詳しく本文で解説していきたいと思います。
また、円満に退職をする方法も併せて紹介するのでぜひお付き合い下さい。
Contents
退職を伝えるべき直属の上司とは誰?
では、直属の上司とは誰を指すのか、パターン別に分けて詳しく解説していきます。
入社して間もない新人の場合
入社したばかりの頃は誰が何をしているのか、指揮系統がどうなっているのかなど、よくわかりませんよね。
おそらく、会社に入ったばかりなら教育期間中であったり、先輩などから仕事を教えてもらっていると思います。
そうした場合であれば、「あなたに仕事を教えてくれている人」が退職を伝えるべき相手です。
入社してある程度の年数が経っている場合
会社で働いていれば必ず誰かから仕事の指示を受けると思います。
その指示をする人があなたの直属の上司になります。
一般的には主任や係長、課長などの管理職が直属の上司になります。
しかし、職場によっては明確に立場が定まっていない場合もあるので厄介なんですよね。
ですから、あなたに命令をして業務スケジュールを管理している人を直属の上司と思って問題はないです。
退職のために準備すること
退職を申し出るべき直属の上司が分かったので、次はスムーズに退職をする手順を解説したいと思います。
コツを知らないと上手く退職できずに苦労しますよ。
退職する理由を考えておく
退職する理由なんて何でもいいだろって思うかもしれません。
ですが、意外と大事なんですよ。
退職の意思を上司に伝えると必ず理由を聞かれます。
その時に、いい加減な理由を話すと職場からの信用を無くして退職までの期間に気まずい思いをします。
また、同業種に転職するときに悪い噂が広まる危険性もあります。
「立つ鳥跡を濁さず」これを退職の基本と考えるようにしましょう。
上司に予定を空けてもらう
職場で突然に「ちょっといいですか」と言うのはダメです。
こういったこみ入った話は短時間では終わりません。
最低でも1時間ほどは話し合う必要があるので、事前にスケジュールを空けてもらう必要があるのです。
前日に電話やメールなどで伝えておきましょう。
退職した時の影響と対策を考えておく
あなたが会社の戦力になっているのであれば、あなたが抜けた穴をどうするか考えておきましょう。
業務を引き継ぐ相手、引き継ぎの方法などわかる範囲で用意しておきましょう。
そうすれば退職をスムーズに受け入れられる可能性が高まります。
退職するタイミングを決める
一般的なマナーとして、一ヶ月前までには上司に退職の旨を伝えましょう。
会社側にもあなたの退職した後に向けての準備が必要です。
また、会社によっては何ヶ月前に申告が必要などと就業規則が定められている場合もあるので確認をしておきましょう。
パターン別の退職の切り出し方
入社間もない新人の場合
「お忙しい中、時間をとってもらいありがとうございます。実は会社を退職したいと考えております。
どうしても諦めきれない夢があり、それを叶えるためです。
本来であれば、初めからその夢のために行動するべきでしたが、今まで決心がつかずにいい加減な気持ちで入社してしまいました。
せっかく私を採用していただいたにも関わらず、身勝手な理由で退職をすることになり誠に申し訳ありません。」
ここで大事なのは相手に「それならしょうがない。」と思わせることです。
正直に本心を言わずとも、「これは引き止めるのは無理だな。」となれば、こちらの勝ちです。
また新人であれば退職したところで会社へのダメージは少ないので、「真剣さと礼儀」をキチンとしていれば基本的にはスムーズにいきます。
会社の戦力として重要な案件を抱えている場合
「急な話で恐縮ですが、退職をしたいと考えております。
現在の仕事をするうちに、ゼロから事業を立ち上げるためのスキルを身につきたいと思い、知り合いの会社のスタートアップに協力しようと思っています。
この会社で様々なスキルを磨かせていただいたことにはとても感謝しています。
私の担当している案件の引き継ぎについての資料はこちらに用意してあるので、後ほど目を通していただければ幸いです。」
大事なのは、感謝の気持ちと前向きな向上心です。
感謝の気持ちで相手に良い印象を与えて、今の会社では実現できない目標を伝えればスムーズに退職できるでしょう。
また、自分が抜けても業務が回る、と伝えて上司の不安材料も解消してあげましょう。
結婚が理由の場合
「私事なのですが、この度結婚をすることになり、退職をしようと思っております。
結婚式は◯月を予定しており、親族のみでささやかに式を挙げる予定です。
結婚式の前後でご迷惑にならない時期で相談させていただいて退職し、業務の引き継ぎなどもしっかりするつもりです。」
会社側がもっとも知りたいのは退職時期です。
ですので、ある程度の目安の時期を事前に考えておきましょう。
退職をした後に失業保険がもらえる可能性も
転職先を探す前に退職した場合は、次が決まるまでの生活費が不安ですよね。
そうした場合は失業保険で当面の生活費を賄うことができます。
ただ、自己都合での退職の場合は支給されるのが2、3ヶ月後になるので注意です。
まとめ
直属の上司とは、あなたに業務の指示とスケジュールの管理をする人です。
退職を申し出るときは、
- 退職の理由
- いつ退職するか
- 退職を伝えるタイミング
- 退職した後の影響への対策
などをしっかりと準備しておきましょう。
対策が疎かであれば、退職を受け入れてもらえなかったり、スッキリと気持ちよく退職できないので注意しましょう。