退職したいけど、罪悪感があって言い出せない新卒の方は多いです。
確かに、お世話になった人への感謝の気持ちは大事ですが、他人ばかりに気を遣っていると、決して納得できる道へは進めません。
- 退職時に罪悪感を感じる必要がない理由
- 仕事を辞めるのは逃げではない理由
- どうしても退職できない時の対策
この記事を読み終えれば、退職での「モヤモヤした気持ち」をスッキリできます。
自分を犠牲にして、家族でもない他人を幸せにしてどうするの?
Contents
退職時に罪悪感で苦しむ新卒は多い
退職時に罪悪感で苦しむ新卒の方は、本当に多いです。
悪質な職場環境であれば、辞めるときに何も感じないのですが、親切な人が多い職場だと、
「こんなに優しく指導してくれているのに、その好意を裏切ってもいいいのか…?」
と、申し訳なく思ってしまうのですね。
新卒は退職時に罪悪感を感じる必要はない
何らかの事情で仕事を辞めようとしても、罪悪感に邪魔されて辞め辛いのは分かります。
ですが、初めての慣れない就職で、本当にやりたい仕事ができる会社に入れるわけがありません。
また、自分の性格に合わない職場の可能性もあります。
であるのに、いくら親切にされたからと言って、「初就職した会社にずっと在籍しなければいけない」なんてありえません。
退職は裏切りではない
昔の日本で終身雇用が流行った背景から、退職を「裏切り行為」だと考えがちです。
ですが、人それぞれ違った目標があります。
その目標を達成するために、退職や転職が必要であるのなら迷わずにするべきです。
むしろ、「内心では嫌がりながら仕事をする」ことの方が、親切に教えてくれる先輩方に失礼になります。
本当にその人のためを思って指導してくれている方ならば、自分の思いを正直に話せば応援してくれるはずです。
もし、裏切り者扱いしてくるようであれば、その先輩方はあなたに打算的な親切心しか持っていなかったということになるので、気にする必要はありません。
仕事を辞めるのは逃げなのか?
仕事を辞める時に、「逃げでないか、甘えではないか。」と悩む人も多いです。
日本人の美点でもあり、欠点でもあるのですが、「一度決めたことは最後までやりきる。」という考えがあります。
「自分がやりたい仕事ではなかった。」
「職場環境が合わなかった。」
どのような理由でも、自分の目標に近づくために退職が必要なのであれば、仕事を辞めるのは「逃げや甘え」になるはずがありません。
退職を引き止める優しい上司に注意
上司に退職を申し出ると、優しく引き止められる可能性があります。
「〇〇くんには期待してたのに。」
「将来的には、好待遇のポジションを任せようとしていた。」
「〇〇くんほど仕事ができる人はいないから辞めないでほしい。」
などの、一見優しそうな引き止めには気をつけましょう。
人手不足の会社であれば、どんな人間であれ引き止めようとするのは当然です。
見せかけの情に流されていては、何もできません。
新卒の退職にはトラブルが多い
では、新卒の退職時によく起こるトラブルについて紹介しておきます。
- 辞めると言ってから冷たい態度をとられる
- 上司にしつこく引き止められる
- 退職後に書類を発行してくれない
- そもそも退職させてくれない
辞めると言ってから冷たい態度をとられる
ほとんどの会社は、「辞めます。」と言ってもすぐに退職できるわけではありません。
会社規則にもよりますが、だいたいは退職が決まってから1ヶ月後に辞められます。
その1ヶ月の間、同僚から冷たい態度を取られる危険があります。
退職を「裏切り行為」と見なす人も少なからずいるのです。
上司にしつこく引き止められる
上司からのしつこい引き止めは定番ですね。
引き止めに関して注意して欲しいのが、善意で引き止める人は少なく、多くの場合は上司自身(会社)のために引き止めをしているということです。
口では、「君の今後のためを思って引き止めてるんだよ。」と言いながら、内心では上司自身の評価を下げないように必死になっています。
というように、口車に乗せられないように注意しましょう。
退職後に書類を発行してくれない
退職後に会社側が発行する代表的な書類として、離職票などがあります。
離職票はけっこう大事な書類で、これがないと退職後に必要な申請などができません。
会社側は嫌がらせ目的で、わざと離職票などの重要書類の発行を遅らせてくることもあります。
え?ほんとにそんなことあるの?
そもそも退職させてくれない
退職しようと思っても、退職できないことは珍しくありません。
「退職の話はまた今度しよう。」
「あと1ヶ月だけ頑張ってみよう、それから話し合おう。」
というように、こっちが諦めるのを待つ上司もいます。
罪悪感で退職できない時の対策
仕事を辞めよう!と思っても、
「本当に辞めてもいいのかな、せっかく教育してくれたのにすぐに退職するなんて許されないよな…。」
という感じで、罪悪感に苛まれて退職できない人も多いでしょう。
確かに、その感謝の心と他人を気遣う姿勢は素晴らしいものだと思います。
ですが、それを続けてあなた自身は幸せになれるのでしょうか。
別に社員が1人辞めたぐらいで会社側は困りません。
というか、辞めたいと思いながらダラダラ働く方が会社側に申し訳ないと思います。
ですから、退職するなら早い方がいいです。
お互いに無駄な時間を過ごす前に行動するべきでしょう。
もし、どうしても退職を言い出せないのなら退職代行の利用を検討してみて下さい。
まとめ:退職時に罪悪感に苦しむ新卒は自分の気持ちを最優先にしましょう
退職時に罪悪感を感じて、退職できない人は多いです。
退職を「甘え、わがまま、逃げ」のように思ってしまうのですね。
ですが、自分が仕事を辞めたい、辞めた方がいいと思うのであれば、迷う必要はありません。
あなたの目標のために退職がしなければいけないのなら、家族でもない他人を気にしなくてもいい。
また、職場の人が100%の善意であなたに接しているとも限りませんからね。
他人を基準に進路を決めてたら、必ず後悔するからね。