分からない、ということだけはわかるけど、具体的に「何が分からないのか」が分からない。
書いてて混乱してきましたが、こんな経験は誰しもあると思います。
こんな時って何から解決すればいいかすら分からずに頭が沸騰しそうになるんですよね…。
わたしも経験あるのですごく分かります…。
そして、「自分はなんて無能なんだ…。」と落ち込むことになります。
ですが、そうした問題は「どこが分からないか」を明確にすれば、あとはスルスルと疑問が解決していくのですよ。
では、まずは「どうしてそのような分からない状態」になるのか、そして、「分からない」をなくす方法を解説していこうと思います。
この記事を読めばきっと、あなたの頭は少しスッキリするはずです。
Contents
「何がわからないのかわからない」は、どんな状態なのか?
これには、様々な要因があります。
- 問題に取り組む、前提となる知識を持っていない
- 他のこと(人間関係、気遣い)に気を取られて、集中できていない
- 作業工程の最初の段階で、認識を間違えている
- 論理的思考に慣れていない
主に、上記のような原因があるでしょう。
問題に取り組む、前提となる知識を持っていない
グループで作業をするときには、共通の認識が必要不可欠です。
作業をするときに、「道具の名前、使い方、それと関係するもの」などを正しく理解しないと、上司の指示を正しく理解できません。
他のこと(人間関係、気遣い)に気を取られて、集中できていない
上司、先輩などへの気遣いによって、本来もっているパフォーマンスを発揮できていないのです。
人の感情に敏感な人ほど、周りの人の様子が気になり、自分の作業に集中できないのです。
また、「忙しそうにしているから、質問をし辛い」などと、必要以上に気を使いすぎているかもしれません。
作業工程の最初の段階で、認識を間違えている
これもよくあるのですが、そもそもスタート地点から勘違いしているパターンです。
仕事をはじめたばかりの頃は、覚えることがたくさんあります。
基礎の部分をしっかりと理解していなければ、その先の情報を理解することはできません。
論理的思考に慣れていない
論理的思考とは、物事を筋道立てて矛盾や飛躍のない考え方をすることです。
「優秀」と言われる人は、みなこの論理的思考を高度に使いこなしています。
これは、小さい頃の学業や日常でのささいなことで鍛えられます。
論理的思考を鍛える詳しい方法は、下記で解説しています。
何が分からないかを解消する方法
では、「何が分からないか」を解決する方法を順番に解説していきますね。
1.まずは頭の中を整理しよう
「分からない」状態になっている人は、頭の中が整理されていないのです。
頭の中が、どこに何があるか分からない「ゴミ屋敷」になっているのです。
そういう時は、「何の作業をしていて、どんな知識が必要か、不明な箇所」を紙に書き出してみてください。
頭の中だけで考えるから混乱するのです。
情報を書き出して、視覚的に情報を整理整頓してみてください。
2.優先順位をつける
紙に情報を書いたら、今度は作業をする順番を決めましょう。
情報を並べて書き出しても、何から手をつけていいか分からない状態になります。
そのため、「最初に何をするか、次に何をするか」の優先順位をキチンと決めて、順序よく一つひとつ確実にこなしていきましょう。
3.分からないところは、恥ずかしがらずに質問する
いざ、作業を初めても必ずどこかでつまづいてしまいます。
そのときに、少し調べて分からなければ質問をしましょう。
よくあるのが、「こんな初歩的な質問をしたら怒られるかも」という無駄な心配をして、作業が遅れることです。
何時間調べても分からないことが、先輩に質問したら1分で解決するなんてよくあることです。
確かに、人によっては多少の嫌味を言われるかもしれません。
ですが、その「悔しさ」は、あなたの成長に必要なものです。
「優秀」と呼ばれる人は、その「悔しさ」を糧にして努力してきた人たちなのです。
って言いますからね。
4.知識を深く身につけよう
「分からないこと」を「分かった気になる」ことに注意しましょう。
説明されると、「あー、なるほど。」と思っても、いざやってみると「あれ?分からない。」という経験がありませんか?
これを無くすためには、「人に教えられるように覚える」ことが有効です。
やってみると意外と難しいのですが、ある知識を友人に解説してみてください。
相手が納得できるようであれば、その知識は「あなたの物」になっている、ということです。
まとめ
「何がわからないかわからない」状態は、分からない情報が多すぎて、頭の整理がされていないのです。
ですから、まずはこの記事で紹介した方法で頭を整理し、順番に作業をこなしていけば「分からない」を解消できます。
職場などで、パニックになったときには10秒くらい目を閉じて深呼吸してみてください。
どうしようもない時ほど、落ち着いて冷静になることが最重要なのです。
それでは、この記事が少しでもあなたのお役に立つことを願っております。