「入社1年目で仕事を辞めると迷惑になるかもしれない…。」
上記のように悩む方は多いのではないでしょうか。
入ったばかりの会社を1年で辞めるとなると、会社に迷惑がかかりそうで不安で迷っている。
今回はそんな方の悩みを解消していきます。
- 1年で辞めるのが迷惑になる4つの理由
- 会社への迷惑を気にしなくていい3つの理由
- 1年で辞めるときに迷惑をかけない3つの方法
- 1年で辞めるときに注意するポイント
- 1年で辞めるのを上司に言い出せない時の対策
Contents
1年で辞めるのは迷惑になるが、気にする必要なし!
まず、結論として、
会社を1年で辞めるのは迷惑になるが、あなたが気にする必要はありません。
というのも、5年で辞めるのも10年で辞めるのも会社にとっては迷惑なのは変わらない。
つまり、会社の都合を優先していたら、あなたはいつまでも転職・退職できないってことです。
迷惑をかけて退職するなんて社会人として失格な気がする…。
って思うかもしれませんが、それは危険な考えです。
会社側は、社員のことなんて考えていない自分勝手な理由で、退職を迷惑だと考えています。
1年で辞めるのが迷惑になる4つの理由
では、会社側がどのような理由で一年で辞める社員を迷惑に思っているのかを解説していきます。
主に以下の4つの理由です。
- せっかく教育コストをかけたのに無駄になるから
- 他の人の負担が増えるから
- 会社の離職率が上がるから
- 上司の評価が下がるから
せっかく教育コストをかけたのに無駄になるから
会社が迷惑に思う1つ目の理由は、教育コストが無駄になるからです。
最初の1年目は、新しく採用された社員、特に新卒などは教育にコストがかかります。
教育コストをかけて育てて、これから会社の利益になるタイミングで辞められたら迷惑に思うのも納得です。
他の人の負担が増えるから
迷惑に思う2つ目の理由は、他の人の負担が増えるからです。
誰かが辞めると、当然その人が任されていた仕事が他の人にまわってしまいます。
「アイツが辞めたせいで、オレの仕事が増えた!」
って思われる感じです。
会社の離職率が上がるから
迷惑に思う3つ目の理由は、会社の離職率が下がるからです。
離職率とは、その名前の通り、ある期間で社員が辞めた割合のこと。
つまり、正社員が1年目で辞めるとその会社の離職率が上がって、
評判が悪くなるのですね。
離職率の高い会社=ブラック企業の可能性が高い、とみなされるので会社としてはたまったものでありません。
上司の評価が下がるから
迷惑に思う理由の4つ目は、上司の評価が下がるからです。
1年目の社員が辞めると、その直属の上司の評価に響いてきます。
部下の退職は上司の責任になってしまうのです。
「あいつが辞めたせいで、オレの評価が下がる!迷惑をかけやがって!」
っていう感じ。
会社側が退職を迷惑に思うのは、全てが自分勝手な理屈です。
確かに、迷惑に思うのは理解できますが、それは会社をやっていく上で避けられないリスク。
あなたが気にすることではありません。
会社への迷惑を気にしなくていい3つの理由
あなたが辞めるときに、会社への迷惑を気にしなくてもいい理由を解説します。
これを読めば、きっと自分の退職という決断に自信が持てるので、ぜひ参考にしてください。
- 社員が辞めるのは会社にも原因があるから
- 1人抜けたくらいでそこまで影響はないから
- 会社の都合を優先する必要がないから
社員が辞めるのは会社にも原因があるから
会社の迷惑を気にする必要がない1つ目の理由は、社員が辞めるのは会社にも原因があるから、です。
そもそも会社側が、職場環境や社員への待遇を改善しておけば、そこまで退職者は出ないはず。
離職を減らす努力をせずに、一方的に辞める人を責めるのはおかしいでしょう。
ほとんどの人は、辞めたくて辞めるわけではありません。
職場で、退職しなければ身が持たないような体験をしたから辞める決断に至ったのです。
上司や先輩も、僕への態度がキツイし、もう辞めたい…。
ですから、会社側にも責任があるので、退職時に会社の迷惑を気にする必要はありません。
やられたらやり返す、倍返しだ!
1人抜けたくらいでそこまで影響はないから
会社の迷惑を気にする必要がない2つ目の理由は、1人抜けたくらいで会社に影響はそんなにないからです。
もちろん、多少はあります。
ですが、入社1年目の人なんてまだ戦力になる前の段階。
そのような人が辞めた程度で、影響を受ける会社なんて、そもそもの経営方針に問題があるでしょう。
退職者を責める権利はないわけです。
まともな企業であれば、辞める人がでることを見越して多めに人を採用しています。
会社の都合を優先する必要がないから
会社の迷惑を気にする必要がない3つ目の理由は、会社の都合を気にする必要がないからです。
そもそも、労働者と企業は労働契約によって雇用関係が結ばれている対等な関係。
民法627条にも、
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
という、記載があります。
ですから、1年目で辞めたとしても、2週間前に申告さえすれば法的に何の問題もないというわけです。
1年で辞めるときに迷惑をかけない3つの方法
1年で辞めるときに、会社の迷惑を考える必要がないと解説してきました。
しかし、
と思う方もたくさんいるでしょう。
そこで、1年目で辞めるときにできるだけ会社側に迷惑をかけない3つの方法を紹介していきます。
- できるだけ早めに退職意思を伝える
- 引き継ぎをしっかり行う
- あいまいな言い方は避けてキッパリ伝える
できるだけ早めに退職意思を伝える
退職時に迷惑をかけない1つ目の方法は、できるだけ早めに退職意思を伝えることです。
会社としても来期での新卒採用の枠を決めるなど、予定があります。
ですから、退職申請が遅くなればなるほど会社にも迷惑がかかるようになるので、注意しましょう。
引き継ぎをしっかり行う
退職時に迷惑をかけない2つ目の方法は、引き継ぎをしっかり行うことです。
入社1年目であれば、そこまで仕事を任されていないかもしれません。
ですから、そこまで深く考えずに先輩などの指示に従って引き継ぎをしましょう。
辞めるときに引き継ぎする要領はこれから先、他の仕事を辞める時でも必要になってくるので勉強を思っておけば心にゆとりを持てます。
あいまいな言い方は避けてキッパリ伝える
退職時に迷惑をかけない3つ目の方法は、あいまいな言い方は避けてキッパリと退職意思を伝えることです。
という感じは、本当に退職したいかどうか分かりませんからね。
あまりキッパリ言いすぎるのも、それはそれで揉める可能性はありますが、中途半端な態度よりかはトラブルになるリスクは低いです。
1年で辞めるときに注意するポイント
1年で仕事を辞めるときに注意するポイントも解説しておきます。
辞めるときは以下のことに注意しましょう。
- 就業規則を確認しておく
- できるだけ退職前に転職活動をしておく
- 転職で多少不利になるのを理解しておく
就業規則を確認しておく
1年で辞めるときに注意するポイントの1つ目は、就業規則を確認しておくことです。
就業規則によっては、辞める1ヶ月前に申請が必要になったりなど。
会社ごとにルールが違います。
直前になって慌てないようにしっかり確認しておきましょう。
ただ、あくまで民法627条では2週間前に退職を申し出ればいいようになっているので、
必ずしも就業規則に遵守する必要はありませんよ。
できるだけ退職前に転職活動をしておく
1年で辞めるときに注意するポイントの2つ目は、できるだけ退職前に転職活動をしておくことです。
入社して1年が経つ前に辞めると、退職後に失業保険がもらえません。
つまり、辞めた後に収入がなくなり、生活が苦しくなってしまうのです。
退職後に慌てて転職活動をすると、
って感じで、焦って労働条件のよくない会社を選んでしまうかもしれません。
ですから、退職する前に余裕を持って転職活動をしておきましょう。
また、転職するコツとしては「離職率」を選ぶようにするといいです。
最近では、転職サイトの会社情報で離職率をみれるので便利。
ちなみに転職サイトはとりあえず、下記の2つを登録しておけば十分です。
上記の2つは、それぞれ会員登録後に自己分析ツールなど利用できるのでおすすめ。
少しめんだくさいですが、職務経歴書も登録しておきましょう。
勝手にオファーメールが届き、自分に自信が持てるようにもなりますよ。
転職で多少不利になるのを理解しておく
1年で辞めるときに注意するポイントの3つ目は、転職活動で不利になるのを理解しておくことです。
最近では、日本も転職によるキャリアアップが盛んになっています。
しかし、入社1年で辞めるのはマイナスポイントになるかもしれないのです。
「前の会社をたった1年で辞めたのか、てことはうちの会社もすぐに辞める可能性があるな…。」
とはいえ、最近では第二新卒募集!という宣伝もあるくらいですから、1年目で辞めるのは珍しいことではありません。
多少は不利になる、ということを頭に入れておいて、油断せずに転職活動するようにしましょう。
1年で辞めるのを上司に言い出せない時の対策
けど、上司に言い出す勇気が出ない…。
退職を言い出すのって、かなり難しいですよね。
いざ言おうと思っても、どんどんタイミングを逃して、気付けば数ヶ月経っていたり。
しかし、いつまでも退職できないのは時間がもったいないです。
今の会社を辞めて、次の目標があるならば、すぐに行動しないと、
ですから、退職を言い出せないときの最終手段として、退職代行がオススメです。
退職代行とは簡単にいうと、
料金を支払うことで、「本人の代わりに退職処理を行ってくれるサービス」のことです。
依頼したその日から、出勤も連絡もせずに家で待つだけで退職完了できるので、
どうしてもって方は利用してみてください。
退職代行業者のおすすめや選び方は↓の記事で解説しています。
【厳選6社】おすすめの退職代行と選ぶポイントを解説【2022最新】
1年で辞めるのは迷惑になるが、気にせず退職してOKです
では、最後にまとめます。
本記事の結論としては以下のようになります。
「入社1年で辞めるのは会社にとって迷惑、しかし気にせずに退職してOK」
その理由としては、以下のように会社側の迷惑を考慮する必要がないからです。
- 社員が辞めるのは会社にも原因があるから
- 1人抜けたくらいでそこまで影響はないから
- 会社の都合を優先する必要がないから
そして、会社側が1年で辞める人を迷惑だと考えるのは以下の理由が原因。
- せっかく教育コストをかけたのに無駄になるから
- 他の人の負担が増えるから
- 会社の離職率が上がるから
- 上司の評価が下がるから
上記のように、会社側は退職者のことなど考えていません。
ですから、たとえ1年という短い期間で辞めても気にしないようにしましょう。
それでも、
って方は、退職代行を使って今すぐに辞めるのがおすすめです。
【厳選6社】おすすめの退職代行と選ぶポイントを解説【2022最新】