終わってる会社で働き続けると、自分まで終わってしまいます。
この記事では、
- 終わってる会社の特徴
- 終わってる会社で働くリスク
- 今の会社を抜け出す方法
上記のようなことを解説していきます。
本記事を参考に、「自分の会社が終わってるかどうか」の目安にしてみてくださいね。
終わってる会社の特徴15個
まずは、終わってる会社の特徴を紹介します。
もし、以下に当てはまる会社に在籍しているのなら要注意です。
- 離職率が高い
- 労働基準法に違反している
- いつも人手が足りない
- 家族で会社を経営している
- 価値観が昭和で止まっている
- 仕事以外の時間で拘束される
- 人間関係が悪い
- 何年経っても給与が上がらない
- 無駄な朝礼がある
- 意味のない会議が頻繁にある
- 社員の平均年齢が高い
- ITに疎い社員が多い
- パワハラやセクハラ、モラハラが横行している
- 社員教育制度を整備しようとしない
- 社員の愚痴が多い
①:離職率が高い
離職率が高い会社は、終わってる可能性が非常に高いです。
会社を辞める人が多いということは、それだけその会社に魅力を感じてない人が多いということ。
労働環境に不満がなければ、そこまで辞める人はいないでしょう。
また最近では、転職サイトなどの求人情報に離職率が記載されるケースも多いです。
離職率が高い会社は新しく入社する人の数も減り、さらに終わっていくと予想されます。
②:労働基準法に違反している
労働基準法に違反している会社も終わってる会社の特徴です。
- 休憩を取らせない
- 休みを取らせない
- 性別による差別
- 就業規則を決めていない
- 有給を自由に取らせない
- 労働者の意思に反する強制労働
上記のようなことは全て労働基準法違反になります。
法律に違反している会社は、そのうち内部告発されて営業停止に追い込まれるかもしれません。
③:いつも人手が足りない
いつも人手が足りないのも終わってる会社の特徴です。
人手が足りないと、一人ひとりの仕事量が増えてしまいます。
待遇を良くして募集でもかければいくらでも集まるのに、それをしないのは会社の怠慢に他なりません。
社員に無理をさせて利益をあげる会社に未来はないです。
④:家族で会社を経営している
家族経営の会社も終わってる可能性が高いです。
家族経営は、トップや役員などの重要なポジションを全て親族が埋めています。
そのため、いくら仕事で結果を出しても出世できずに待遇も変わらないでしょう。
⑤:価値観が昭和で止まっている
価値観が昭和で止まっている会社も終わってます。
昭和の労働観念を表すには、平成元年に流行語大賞に選ばれた「24時間戦えますか?」という言葉がピッタリでしょう。
終身雇用制度を背景に、会社に対して滅私奉公を求める価値観です。
確かに、昭和の頃は頑張れば頑張るだけ、それに見合う報酬がありましたし、企業にもその体力がありました。
しかし、今では余裕のある会社は少なく、いくら社員が働いても待遇が変わらない場合が多いです。
そん中で、違法なまでの昭和的な長時間労働を求めてくる会社は時代に取り残されて、いずれ消えいていくでしょう。
⑥:仕事以外の時間で拘束される
仕事以外の時間で拘束される会社も終わっているでしょう。
例えば、
- 強制的な飲み会
- 社員旅行
- ゴルフコンペ
- ボランティアの掃除
上記のようなことを勤務時間外に、(半)強制的にさせられる会社ですね。
最近は、仕事とそれ以外時間であるプライベートを明確に分ける人が増えています。
ですから、仕事以外の時間で社内行事で拘束されやすい会社は、時代の流れに乗れずに衰退するかもしれません。
⑦:人間関係が悪い
人間関係が悪い会社も終わってる会社の特徴です。
ギスギスした職場だと、連携が上手く取れずに業務が円滑に進みません。
社員のやる気も起きずに人が離れていく一方になります。
⑧:何年経っても給与が上がらない
いくら働いても給与が上がらない会社は終わってますね。
誰しも好きで仕事なんてやってるわけではありません。
やった分だけ見返りを貰えなければ、やる気が起きる人なんていないでしょう。
⑨:無駄な朝礼がある
無駄な朝礼がある会社も終わってます。
- 謎の1分スピーチ
- 社訓を大声で復唱
- 社長のありがたいお言葉
上記のような、業務とは関係のないことに時間を割かれるとモチベーションも下がりますよね。
ほとんどの場合は、社長の自己満足のために行われているのでタチが悪いです。
⑩:意味のない会議が頻繁にある
意味のない雑談ばかりの会議を頻繁にする会社も終わってます。
会議をしている時間がもったいないですし、準備にも時間が必要です。
上の人間が満足するためだけに、現場で頑張っている社員の時間を大幅に取られるって意味分かりません。
本当に必要な会議ならいいのですが、話すこともないのに毎週のように会議をしている会社は終わってますね。
⑪:社員の平均年齢が高い
社員の平均年齢が高いと終わってるというよりかは、終わって行ってる会社ですね。
やはり人間はどうしても歳をとると保守的な考えになっていきます。
若手がいないと、新しく革新的なアイディアは生まれずに、ただ現状維持を繰り返して、
徐々に衰退していくでしょう。
どんな会社であれ、若手を成長させなければ未来はありません。
⑫:ITに疎い社員が多い
ITに疎い社員が多くいる会社も終わっている会社の特徴です。
よくあるのが、不用意に送られてきたスパムメールを社員が開き、結果として機密情報が漏洩してしまうなど。
また、ITリテラシーに疎い会社は生産性が低いというデータもあります。
セキュリティ意識の欠如や生産性を高めようとせずに、現状維持を続ける会社は遅かれ早かれ潰れてしまうでしょう。
⑬:パワハラやセクハラ、モラハラが横行している
このご時世にハラスメントが横行している会社も終わってます。
- 女性にお茶汲みを強要する
- 部下のミスに大声で叱責する
- 悪口や陰口などの精神的暴力
- 新人への過大な要求
上記のようなハラスメントを放置している会社は、まともな人間ほど退職していきます。
そして残るのは平気でハラスメントをする頭のおかしい人間だけ。
最近では、ハラスメントに対して気をつける会社も増えてきているので、いまだに改善しようとしない企業は終わっていますね。
⑭:社員教育制度を整備しようとしない
新人に対して教育制度を整備しようとしない会社もやばいです。
教育制度がなければ、その会社に対しての知識や技術が得られません。
「先輩のやり方を見て覚えろ!」
という感じの根性論を押し付ける企業もありますが、ただの責任放棄です。
⑮:社員の愚痴が多い
職場で社員の愚痴が多い会社も終わってます。
愚痴が多い、ということはそれだけ会社に対しての不満があるということ。
社員が納得できる労働環境を用意できない企業は、社員のモチベーションも上がらず退職者も増えていきます。
生産性も上がらず、育った人が辞めていく会社は終わっていると言われても仕方がないでしょう。
終わってる会社で働き続けると起こる4つのリスク
では、これまでに紹介してきたような終わってる会社で働き続けるとどうなるのか、を解説していこうと思います。
以下の4つのようになる危険があるので注意しましょう。
- 年齢だけ上がりスキルが身につかない
- 精神的に病んでくる
- 自分までおかしい価値観になってしまう
- 会社が倒産したときに転職できなくなる
年齢だけ上がりスキルが身につかない
1つ目のリスクは、スキルが身に付かずに年だけ重ねてしまうことです。
普通の会社であれば、勤続年数に比例してその業種に対する知識やスキルが身につきます。
しかし、終わってる会社にいるとモチベーションも上がりませんし、ただ漫然と目の前の仕事を消化するようになるでしょう。
そうすると仕事がただの作業になり、スキルは身につきません。
年齢に見合った能力がないと、いずれ転職をしようと思っても上手くいかずに苦労するので気をつけましょう。
精神的に病んでくる
2つ目のリスクは、精神的に病んでくることです。
終わってる会社で働いているとストレスが溜まりうつ病などの精神病を引き起こす可能性があります。
精神的な病は普通の怪我と違ってすぐには治りません。
下手すれば一生を棒にふるような危険があるので要注意です。
自分までおかしい価値観になってしまう
3つ目のリスクは、自分までおかしい価値観になってしまうことです。
終わってる会社には、まともではない価値観を持っている人が多い傾向にあります。
例えば、ハラスメントを問題視しない人や労働基準法を無視する人など。
周りにおかしい人が多くいると、少しずつ自分もそれを普通のことだと認識するようになってしまいます。
会社が倒産したときに転職できなくなる
4つ目のリスクは、会社が倒産したときに転職できなくなることです。
終わってる会社が本当に終わってしまった(倒産)時にここまで解説したように、
- 年齢に見合うスキルが身に付いていない
- 精神を病んでいる
- おかしい価値観に毒されている
という状況では、まともな会社に転職できなくなってしまいます。
終わってる会社から抜け出す2つの方法
では、終わってる会社から抜け出す方法を解説していきます。
先ほど紹介したような悲惨な目に遭わないために、終わってる会社からはすぐに逃げましょう。
転職する
まず1つ目は転職です。
転職するときのコツとしては、
- 離職率に注目する
- とりあえず転職サイトに登録しておく
上記の2点を最低限しておけば大丈夫です。
離職率の低い会社であれば、客観的に見て辞めたくなるような会社ではないということですからね。
また、転職しようと思っても何となく腰が重いかたもいると思います。
そんな時は、とりあえず転職サイトに登録だけでもしておきましょう。
職務経歴書などを記入しておけば、向こうからオファーが来て心に余裕が持てますし、またいつでも転職できるようになります。
転職サイトについては下記の2つが特におすすめです。
この2つは職務経歴書まで登録しておくと、自己分析ツールを無料で使えるようになります。
現在の仕事に興味が持てなかったり、自分の強みや弱みなどを理解できるようになるので暇つぶしと思ってやっておくといいですね。
また、勝手に企業からオファーも届くので自分に自信が持てるようになるので、メンタルの安定にもなります。
退職する
2つ目は退職です。
終わってる会社に勤めている方は、恐らくメンタル的に疲れていると思います。
ですから、まずは退職してゆっくりと療養するのもいいでしょう。
ただ、辞めたくなるような会社ってだいたい退職時にトラブルがつきものなんですよね…。
- しつこい引き止め
- 退職までに数ヶ月かかる
- 離職票などを送ってもらえない
って方は退職代行がおすすめです。
退職代行を使えばその日から、出勤も連絡もせずに退職できます。
今すぐどうしても退職したい人は使ってもいいかもしれません。
終わってる会社にいると自分まで終わってしまう
終わってる会社にいると、あなたの人生まで終わってしまいます。
モチベーションも上がらず、待遇の改善も見込めない職場に働く価値はありません。
とはいえ、転職や退職はとても勇気が必要ですし、さらに状況が悪化するかもという不安な気持ちもわかります。
ですが、行動を起こすのが遅くなればなるほど、転職も難しくなりますしやる気もなくなっていくでしょう。