「頑張って就職活動してやっとの内定。」
「これから始まる薔薇色の社会人生活。」
そんな理想の先に待っていたのは、理不尽なパワハラと違法な長時間労働でした。
今回は、私が新卒で入社した会社を3ヶ月で退職した体験談を書いてみようと思います。
現在、ブラックな会社で働きながら退職を検討している人に、少しでも参考になれば幸いです。
トラウマになってますな。
Contents
新卒で入社した会社の状況
新卒で、期待と不安に胸を膨らませて入社した会社はひどいものでした。
- あれ?違法じゃね?ってなる長時間労働
- え?僕が悪いの?ってなる理不尽なパワハラ
- これが普通?徐々に汚染される固定観念
あれ?違法じゃね?ってなる長時間労働
温泉が好きで、ものすごく安直な動機で旅館に就職しました。
「これで毎日温泉入り放題!!最高!!」と思ってたのも束の間。
フロント業務と聞いていましたが、待っていたのは何でも屋さん的な雑用業務。
人手不足もあって仲居の仕事も手伝いながら、朝6時から夜23時までほぼぶっ通しで働いていました。
従業員も温泉に入れますが、浴場が24時に閉まるのもあって全然ゆっくりできないんですよね。
ありがたい(?)ことに週1日半の休みがあったので、それだけを楽しみに何とか耐える日々。
そのころは労働基準法なんて知りませんでしたから、「社会人って大変なんだなぁ〜。」くらいの認識でした。
え?僕が悪いの?ってなる理不尽なパワハラ
ある日、お客様からのクレームで「畳の部屋を希望したのに洋室だった!!」と指摘がありました。(別の人のミス)
ですが、そのクレームを聞いた先輩から急にどつかれて怒鳴られたんですよね。
意見を言う暇もないくらい捲し立てられて、その時は怒りよりも疑問ばかり頭に浮かんで呆然としました。
「え?この人は何を言ってるんだろう?なぜ僕が責められる?誤解してる?」
こういった誤解からの理不尽なパワハラは何度も続いたので、「こんな理屈も通じない人間もいるのかぁ〜。」
って無理やり納得することにしました。
これが普通?徐々に汚染される固定観念
ブラックな職場の何が怖いって、だんだんとそのブラック環境が常識だと考えてきてしまうことなんですよね。
友達と電話して職場の愚痴を言い合いながら、「なんでこいつはそれくらいで文句言ってるんだろう…。」
なんて自分の環境を基準にしてしまうんですよね。
悲しいことに、自分の待遇の悪さを誇りにさえ感じるようになってくるのです。
ブラック企業の洗脳、恐ろしい…。
新卒で入社した会社を退職したきっかけ
入社してからずっといつ辞めようか、を考えていました。
ですが、やっぱりきっかけがないと中々辞められないものですよね。
僕もそうでした。
ある日、珍しくお客様の予約が少なく早めに仕事を上がれる日があり、
「温泉に入ってから一杯やるか〜!」
なんて考えていると、先輩から飲みの誘いがありました。
内心絶望的に嫌でしたが、流石に断れずに渋々同行を…。
思った通り、始まるつまらない説教。
「最近たるんでるんじゃないか?」
「俺の時はもっと大変で、お前がうらやましいなぁー。」
酒の勢いもあって、つい嫌味っぽく言い返しちゃったんですよね。
そこから先輩はブチ切れて掴み合いになって、危うく警察沙汰でした…。
ちょうどいい機会だと思って翌日に退職を上司に申し出ましたね。
退職時の体験談・トラブルの話
先輩と喧嘩になった翌日に退職を申し出ると、
「話はわかったから一旦今日は普通に働いて、仕事が終わってから話を聞くから。」
仕事が終わる時間って23時なんですけど、え?そこから話をするの?って思いながら通常通りに勤務をする。
少し早めに仕事が終わり、事務所に呼ばれました。
支配人と副支配人から詰められる
事務所に入った瞬間、「2対1かよ…。」って思いながらも仕方なく諦めてイスに座りました。
それから無駄な話が2時間ほど続きます。
何を言っても根拠のない暴論しか返ってこない。
「金を貰うんだから仕事が忙しいのは大変に決まってるだろ!」
→大変さと給料が見合ってない
「そんな根性ナシはどこも雇ってもらえない!」
→それあなたの感想ですよね?
「お前はまだ恵まれてる!俺の時代は〜!」
→あなたの境遇なんて知らんがな。
1ヶ月の引き継ぎ期間は地獄だった
説教地獄から解放されて、投げやり気味に退職が決まってもすぐには退職できません。
せめて1ヶ月は働けとのことで、「まぁ1ヶ月くらいは仕方ないよなぁ。」と渋々了承しました。
すると、先輩・同僚・上司の全てから塩対応を受ける日々が始まりました。
僕が事務所に入ると笑い話が止むし、仕事に必要なことを聞いても目も合わせられずに最低限しか会話がない。
「まぁ、最低限だけは会話してくれるだけマシかぁ。」とか思いながら1ヶ月を耐えました。
掃除のおばちゃんだけが心の支えだった
旅館の清掃は外注の企業が請け負っていたのですが、そこにベテランの掃除のおばちゃんがいました。
僕が入社した頃から、「無理だけはしないようにしなさい。」と励ましてもらってた人です。
僕の退職が決まっても、その掃除のおばちゃんだけは変わらず接してくれて、「まだ若いから何でもできる!」と背中を押してくれました。
きっとそのおばちゃんの支えがなかったら、精神を病んで今の僕はなかったかもしれません。
味方が1人でもいる、ってすごくありがたいことですね。
退職の反省点からのアドバイス
何も考えずに就職して失敗した経験から、反省点とアドバイス的なものをしたいと思います。
とはいっても、僕がノープランすぎただけなので普通の人なら当たり前にしてることかも?
- 入社する企業は選ぶべき
- 理屈の通じない頭のおかしい人は存在する
- 退職代行使えばよかったなぁ
入社する企業は選ぶべき
書いてて思ったんですけど、これ当たり前すぎますね。
当時の僕は、温泉のことしか考えてなかったから恥ずかしい限りです…。
ただ、その旅館を退職した後に思ったのは「離職率」に注目するのが大事だなぁってこと。
待遇やら業務内容とか、もちろん大事だと思うけど離職率が低いってことは、それだけたくさんの人が長く勤めたくなる「良好な職場環境」ってことですからね。
逆に、職場環境が悪いから見せかけの給与や待遇を良く書いてるのかもしれませんしね。
あと、ちゃんと就職エージェントを使うこと。
話の通じない頭のおかしい人は存在する
初めての就職をするまで、「人間なら話しあえば理解し合える。」
そんなふうに考えていた時期が、僕にもありました。
しかし、社会人一発目の就職で幻想は打ち砕かれます。
人間ならば行動する前に脳の神経を通じて論理的に動く、それが普通。
ですが、脳の命令を介さずに、反射的・感情的でしか行動しない人間もいる。
この事実に打ちのめされた初めての就職でした。
退職代行とか使えばよかった
退職時ってトラブルが起きやすい。
理屈の通じない人相手なら、なおさらこじれやすいです。
どれほど正当な理由を練っても、誠意を尽くしても通じない人は少なからずいます。
ていうか、結構いる。
そんな時は素直に第三者の退職のプロに任せるべき、今では本当にそう思う。
退職代行とは
仕事を辞める決断はできても、それを実行するのには大きな壁がありますよね。
上司に退職を申し出ても、
- しつこく引き止められる
- 罵声まじりの説教をされる
- 良い退職理由を思いつかずに上司を説得できない
- 退職が決まっても、引き継ぎなどですぐには辞められない
- 有給の消化や退職金の交渉をできない
など、退職するのは一筋縄ではいきません。
そして、上記のような悩みを一気に解決できるのが退職代行です。
退職代行とは、仕事を辞めたいと思った時に、労働者の代わりに退職の処理を行ってくれるサービスです。
依頼すれば即日対応してもらえるので、相談したその日から出社も電話連絡も本人がする必要なく退職できます。
近年では、退職時にトラブルを起こすブラック企業が多いので、退職代行の需要が高まっています。
貴重な時間を無駄に悩んで消費するのは、ハッキリ言ってもったいなさ過ぎる。
退職代行を利用する決断をすれば、今すぐにでも悩みを解消できて、明るい未来へと進むことができます。
LINEで無料相談できるので、まずはそこから始めましょう。
その時に利用したのが退職代行ガーディアンです。
最後に:新卒で入った会社を退職しても人生終わらない
新卒で入った会社をたった3ヶ月で辞めるって、世間的に見たらけっこうヤバいです。
ですが、ブラック企業で精神をズタボロにされるよりかは100億倍マシです。
それに新卒ですぐに退職しても、第二新卒として有利な状況で転職活動できますしね。
むしろ、自分が本当は何をしたいか?何をするべきかをもう一度ゆっくり考えるチャンスなんですよ。
ですからもし、今新卒で退職を迷っている方は自分の心に耳を傾けて、「何をしたいか。」を素直に聞いてみてください。
世間の雑音なんて気にせずに、後悔しない選択をできるように祈っております。