「今の若い奴は一から十まで言わないと動かない!」
「自分で考えて仕事ができないのか!」
こんなふうに部下に対して呆れていませんか?
俺の若い頃はもっとやる気があったのに、なんて考えてしまいますよね。
でも、昔と今って色々と時代が違うんですよね。
経済成長も滞って、働けばその分待遇も比例する、そんな時代ではなくなってしまったのです。
そして、数多くの娯楽と多様なライフスタイル。
育った環境の違いもあるので、昔と同じように俺と同じようにしろ、というのはやはり無理があるものです。
ということで今回は、指示をしない上司の方に対して部下の心を代弁してみようと思います。
Contents
上司が部下に求めているもの
では、まずは上司が部下に何を求めているのか、不満を抱いているのかを説明します。
自分から仕事を覚える態度
やはりバリバリ仕事ができる上司は思いますよね。
言われたことだけじゃなくて、自分で考えろよ!って。
何をすればいいんですか?じゃなくて、これをこうしようと思うのですがどうですか?という言葉が欲しいんですよね。
一を聞いたら十までを自分で考えて欲しい
良い大学出ているのになぜ全部説明しないと分からないんだ。
やはり、どうしても自分を基準にして理解力を求めてしまいます。
難しいですよね、本当に理解できてないのか、やる気がないのかって分かりづらいです。
努力して出世しようとするハングリー精神
最近の若者は、いわゆる悟り世代とも言われます。
出世に興味がなくて、そこそこの給料で趣味などに生きるのが特徴です。
厳しい出世競争に精を出してきた上司からは、ナヨナヨして物足りなく感じるかもしれません。
部下は何を思っているのか
次に部下、今時の若者は仕事についてどう思っているのかを解説しますね。
ずっと平社員でいいから楽をしたい
今の若者の傾向として責任のある仕事を嫌うというのがありますね。
昔と比べて娯楽も増えて仕事以外に楽しいことがたくさんあります。
そのため、仕事はほどほどにして、好きなことをして楽しく生きたい。
そんな思いがあります。
指示をしない上司が悪い
上司は部下を管理して適切な仕事を振るものだ、という意識があるのですね。
そのため、仕事ができないのは、上司のマネジメント不足であると思っているのです。
労働に意欲が湧かない
これは情報化社会の弊害ですね。
小さい頃からYoutubeなどで自分と変わらない普通の人が、遊びながらお金を稼いでいるのを見ることで、普通の労働に意欲が出ないのでしょう。
上司と部下の溝ができる原因
やはりお互いの労働に対する価値観の相違によって、いがみ合ってしまうのでしょう。
これはもう仕方がないものです。
歳が一回りも違えば、考えも当然変わります。
ですから、年上の上司ができれば歩み寄ってあげるのがいいかもしれません。
労働意欲がない代わりに素直に指示に従う人が多い気がするので、年上としての器の広さを示せばきっと心を開いてくれるはずです。
そうすれば、考えを変えて自分で意欲的に仕事に取り組むかもしれませんね。
まとめ
上司には上司の言い分がありますし、部下にはもちろん部下の言い分があります。
ですので、お互いの常識が違うことを認め合い、いがみあうのではなく歩み寄って協力することが必要だと思います。
どっちが正しいかではなく、お互いを尊重しあえて仕事も効率よく回すことができれば最高ですね。
ぜひ部下をお酒にでも誘ってじっくりと話をしてみてください。