なぜ?
第二新卒で転職しようとすると、「やめとけ」のように否定的な意見をよく耳にすると思います。
確かに、安易な考えで何も考えずに転職すると失敗するかもしれません。
しかし、それはどの立場の転職でも同じことです。
本記事では、
- 第二新卒の転職がやめとけと言われる理由
- 第二新卒の転職が優れている点
- 第二新卒が失敗せずに転職する方法
- 第二新卒が転職時によくある疑問
上記のようなことについて解説していこうと思います。
本記事を読めば、第二新卒で転職する不安が消えて、自信を持てるようになるので、ざひ参考にしてみてください。
Contents
第二新卒がやめとけ、と言われる理由(デメリット)
まずは、第二新卒として転職しようとしたときに、
「第二新卒はやめとけ」
と言われる理由について解説していきます。
第二新卒がやめとけと言われる主な原因は以下の通りです。
- すぐに辞めると思われるから
- スキルや経験が不足しているから
- 退職理由を説明できないから
- 第二新卒を門前払いする企業があるから
- もったいないから
すぐに辞めると思われるから
まず1つ目は、転職先の企業に、「第二新卒なんてうちに入社してもすぐに辞めそう」と思われるからです。
第二新卒ということは、新卒で入った会社を3年以内に辞めているわけですから、
- 根性がない
- どうせすぐ辞める
- 性格に問題がありそう
上記のように、地雷社員に思われる可能性が高いです。
最近ではそうでもありませんが、日本では一度入った会社に定年まで勤め上げるのが美徳とされ、
古い価値観を持った方には、第二新卒のような早期退職はマイナスイメージに捉えられます。
そのため企業にとっては、
「第二新卒 = またすぐに辞める根性なし」
というように思われる傾向があり、第二新卒の転職はやめとけと言われているのですね。
スキルや経験が不足しているから
2つ目の理由は、スキルや経験が不足しているからです。
基本的に新卒以外の就活では、その人のスキルや経験が重視されます。
第二新卒も同様で、前の会社で何を経験して、そのような技術を習得したかを見られるのです。
経験年数も少なく、業界に必要なスキルを持っていないと思われやすい第二新卒は、転職でも評価されにくい傾向にあります。
そのため、第二新卒は転職に失敗すると思われて、
「第二新卒の就活なんて優良企業に採用されないからやめとけ」
と言われるのですね。
退職理由を前向きに説明できないから
3つ目の理由は、退職理由を説明できないからです。
今の会社の方に問題があり、仕方なく辞めるのであればいいかもしれません。
しかし、
「何となく職場が合わないからやめようかな。」
くらいの理由であれば、転職する際に相手を納得させるだけの退職理由を説明できずに苦労するでしょう。
第二新卒を門前払いする企業もあるから
4つ目の理由は、第二新卒を門前払いする企業もあるからです。
会社によっては、第二新卒に対して良くないイメージを持っており、そもそも第二新卒を採用しないこともあります。
特に、第二新卒で未経験の業者へと転職するとしても、企業にとっては未経験の第二新卒を採用するよりも、未経験の新卒を選ぶのは当たり前ですからね。
もったいないから
5つ目の理由として、単純に今の立場がもったいないからです。
新卒での入社は、言ってみればもっとも有利な立場での就職になり、そんな条件で入社した会社を捨てても、第二新卒で転職した会社の待遇が良くなるとは限りません。
ですから、今の労働条件や待遇が劣悪であれば、ぜひ転職した方がいいですが、そこまで不満のない職場なら第二新卒の転職がもったいないと言われるのも納得です。
第二新卒のメリット
次は、第二新卒で転職するメリットについて解説します。
主なメリットは以下の通りです。
- 短期間で戦力になりやすい
- 未経験の異業種への転職をしやすい
- プレッシャーが少ない
- ライバルが少ない
短期間で戦力になりやすい
第二新卒は新卒と違い、最初の会社に入社した時に最低限のビジネスマナーなどを学んでいます。
普通であれば新入社員教育により、数ヶ月かかるような教育をする手間が省けるのです。
つまり、即戦力とまではいきませんが、新卒よりも早く会社の戦力になるのを期待できます。
そのため、第二新卒は短期間で戦力になりやすく、会社によっては優先的に採用することを期待できるでしょう。
未経験の異業種への転職をしやすい
第二新卒は、未経験の異業種に挑戦するチャンスです。
経験したことない業種への就職は、年齢が上がるほど不利になり、30歳がボーダーラインとも言われています。
第二新卒であれば、年齢もまだ22〜25歳ほどだと思われるので、十分間に合うでしょう。
最初に試した仕事が必ずしも、その人に適した職業かどうかは分かりません。
ですから、新卒入社した会社の仕事に向いてないと思ったのであれば、第二新卒での転職はチャンスであると言えます。
プレッシャーが少ない
また、第二新卒は新卒に比べて、プレッシャーが少ないのもメリットです。
面接や入社後など、第二新卒であれば一度は経験しているものなので平常心でいられます。
プレッシャーが大きいと、普段なら失敗しないことでもうっかりがあったりするので、場数を踏んだ慣れって意外と重要です。
ライバルが少ない
ライバルが少ないのもメリットの一つです。
新卒で就活をするときは、ライバルに同じ立場の新卒がたくさんいて競争激しくなります。
一方で、第二新卒での転職は、同じ立場の人が少なく、また中途採用の時期を狙えば、さらにライバルは減るでしょう。
競争率が少なくなれば、狙っている企業には入りやすくなるので、第二新卒はチャンスだと言えます。
第二新卒の転職で失敗しないための方法
では、第二新卒での転職に失敗しない方法について解説します。
転職するときは以下を参考にしてみてくださいね。
- 働きながら転職活動をする
- 転職先に何を求めるか決める
- 第二新卒のデメリットを理解しておく
働きながら転職活動をする
まず1つ目の失敗しない方法として、働きながら転職活動するようにしましょう。
よくある失敗例として、転職活動に集中するために仕事を辞める人がいます。
しかし、第二新卒の転職活動がスムーズにいくか分かりませんし、もしかするとずっと仕事が決まらないってことも十分ありえるでしょう。
そして、生活費が払えなくなっていき、焦って待遇の悪い会社に入社してしまうと、もう本末転倒です。
今の会社よりも悪いところに入社してしまうと、何のために第二新卒で転職をしたのか分かりません。
ですから、第二新卒で転職活動をするなら、働きながら余裕を持ってするようにしましょう。
転職先に何を求めるか決める
第二新卒の転職で失敗しないためには、転職に求めるものをしっかりと決めておくようにしましょう。
- 今よりも給料アップさせたい
- 昔からやりたかった仕事をしてみたい
- 手に職をつけたい
- 人間関係が良好な職場で働きたい
上記のように、何でもいいので自分が目指す条件を明確にしておきましょう。
なぜわざわざ第二新卒で転職活動するのか、を転職先に説明できないと、熱意を伝えないと成功する確率は低くなるでしょう。
第二新卒のデメリットを理解しておく
失敗しないためには、第二新卒のデメリットをしっかりと理解しておくのも重要です。
デメリットは先ほど解説しましたが、
- すぐに辞める根性なし
- スキルや経験が不足している
- 人格に問題があるかもしれない
企業にとって、第二新卒は上記のように不信感を持っていることを前提にしておきましょう。
このデメリット、つまり弱点をあらかじめ補えるようにしておけば、第二新卒は転職するときにハンデを追う必要はなくなります。
第二新卒についてよくある疑問
第二新卒について、よくある疑問についてお答えしていきます。
よくある疑問は以下の通りです。
- 第二新卒はいつまで?
- 第二新卒は大手無理って本当?
- 第二新卒でもホワイト企業に入れる?
- 第二新卒におすすめの転職サイトはある?
第二新卒はいつまで?
第二新卒については、明確な定義はありません。
しかし、一般的な転職市場においては、新卒入社して2〜3年勤務した後に転職している人を指すことが多いです。
最近では、第二新卒の転職に特化した転職サイトも増えてきています、
第二新卒は大手無理って本当?
第二新卒で大手企業に転職したいと考え方は多いと思います。
結論を言えば、無理ではないですが難しいです。
というのも、そもそも大手企業は新卒ですら入社するのが困難。
上記のように、新卒だろうが第二新卒だろうが門戸は開かれているわけですから、大手企業への入社は結局、本人の努力とスキル次第であるわけです。
第二新卒でもホワイト企業に入れる?
第二新卒だと、転職が不利になってブラック企業にしか入れないと不安に思う方が多いです。
しかし、それは転職理由を明確にしなかったり、対策を怠った場合に起こる結果でしょう。
第二新卒だからといって、ブラック企業にしか入れないわけではありません。
また、ホワイト企業に入社するためにオススメの方法としては、離職率に注目するのがいいです。
特に最近は、離職率を重視している転職サイトもあるので参考にしてください。
第二新卒におすすめの転職サイトはある?
第二新卒の方へ特にオススメできるのが下記の2つです。
UZUZは、徹底的にブラック企業を排除しているのが特徴で、登録企業の離職率や労働時間などを厳しくチェックしています。
特に、離職率は最近の転職で重要視されている項目です。
離職率に気をつければ、ブラック企業に騙される確率はかなり減るでしょう。
次にミイダスは、自分の市場価値を測れるのが特徴です。
必要項目に答えるだけで、転職してからどれくらいの年収を目指せるか数値化されます。
また、オリジナルの自己分析ツールも用意されているので、気軽に転職前に試しておけば自分の長所や短所を発見できるでしょう。
ちなみに、職務経歴書まで登録しておけば、企業の方からオファーが来るので転職活動を短縮できるかもしれませんよ。
第二新卒はやめとけ、に騙されないように注意しましょう
第二新卒の転職はやめとけ、という意見に流されないようにしましょう。
確かに、何も対策をせずに第二新卒として転職活動しても上手くいきません。
しかし、それはどの立場の転職でも同じことです。
重要なのは、第二新卒の転職時に何を対策をしておくかです。
企業側が第二新卒に対して不安に思う要素を事前に取り除くことで、第二新卒での転職で不利になることは無くなるでしょう。