結論として、退職代行は恥ずかしいものではありません。
むしろ、辛い仕事をいつまで経っても続けて、会社に良いように扱われる方が、
人間として恥ずかしい行為です。
この記事では、退職代行を恥ずかしいものだと思い込んでしまう原因や、
また退職代行が恥ずかしいものではない理由などについて解説します。
本記事を最後まで読めば、きっと退職代行への不安は消し飛ぶでしょう。
Contents
なぜ退職代行を「恥ずかしい」と思ってしまうのか?
まずは、退職代行の利用を「恥ずかしい」と思い込んでしまう理由について解説していきます。
主に以下のような理由からです。
- 根性なしと思われそうだから
- 無駄な出費をしてると思われそうだから
- 逃げ癖がつきそうだから
根性なしと思われそうだから
1つ目の理由は、根性なしだと思われそうだからです。
一般的には、
「会社に迷惑をかけるのだから、退職は責任を持って自分の口でいうべき。」
「最後くらいお世話になった人にお礼を言ってキレイに辞めるべき。」
上記のように、社会人としてあるべき姿を勝手に押し付けてくる、
正論の皮を被った暴論が蔓延しています。
そのような意見を周りから与えられてせいで、
退職代行を使うのは恥ずかしいと思い込んでしまうのでしょう。
無駄な出費をしてると思われそうだから
2つ目の理由は、無駄な出費をしていると思われそうだからです。
普通であれば、会社を辞めるのにお金は必要ありません。
しかし、退職代行を利用すると、3万円(相場)ほどかかります。
本来であれば必要のない出費をしてしまうことに対して、
退職代行は恥ずかしい行為だと思ってしまうのでしょう。
逃げ癖がつきそうだから
3つ目の理由は、逃げ癖がつきそうだからです。
退職代行は、お金さえ払えば、あとは退職時に必要な交渉を全て代行してくれます。
会社によっては、簡単に退職させてくれない会社も多く、
手軽に辞められる退職代行が原因で、すぐに退職する癖がつくかもしれません。
そのため、安易に退職代行を使うと逃げ癖がつきそうで恥ずかしい、と思ってしまうのでしょう。
退職代行が恥ずかしいものではない理由
では、ここからは退職代行が恥ずかしいものではない、という理由を解説していきます。
主に以下の理由です。
- 退職意思を示している
- 日本の労働環境の劣悪さ
- 退職代行を容認する社会になってきている
退職意思を示している
1つ目の理由は、しっかりと退職意思を示しているからです。
例えば、バックれなどで辞めると、会社としては事故などでやむを得ずに出勤できないのか、
もしくは故意に出勤しないのか判断できません。
「辞めます。」と一言でも退職する意思を示してくれれば、会社は新しい人材を募集すればいいだけなので、
そこまで困ることはありません。
もちろん、引き継ぎなどで迷惑をかけるかもしれませんが、
それでもバックレなどに比べると、退職代行での退職は、しっかりと退職する意思を示してから辞めているので、
退職代行による退職は、恥ずかしいことではないと言えます。
日本の労働環境の劣悪さ
2つ目の理由は、日本の労働環境の悪さが起因になっているからです。
そもそも退職代行が、なぜここまで世の中に広まってきたのか?
それは、日本社会の労働環境の悪さに原因があります。
退職代行は、辞めたくても仕事を辞められないような方を助けるサービスです。
しかし、そもそも辞めたくても辞められないような状況があるのがおかしいでしょう。
退職代行を使わざるを得ない状況に、労働者を追い込む、
この日本社会の労働環境に、退職代行を使う原因がある以上。
退職代行は恥ずかしいものではありません。
退職代行を容認する社会になってきている
3つ目の理由は、世の中が退職代行を容認するようになってきているからです。
まずは、下記の表をみてください。
日本労働調査組合がアンケートを取った結果、約半数の方がこれから仕事を辞めるときに、
退職代行の利用を検討しています。
このように、少しずつ世の中では退職代行を使う人が多くなってきており、
そのため退職代行を使うのも恥ずかしいことではないでしょう。
退職代行を恥ずかしいと思い込んでしまう時に起こるリスク
退職代行を恥ずかしい、と思い込んで、いつまで経っても辛い仕事を続けるときに起こるかもしれないリスクについて紹介していきます。
主に以下のようなリスクがあるので注意しましょう。
- 会社に都合の良いように扱われる人生が続く
- 精神的な病気になる
会社の都合の良いように扱われる人生が続く
辞めたいと思っているほど不満のある会社で、
退職を言い出せずに、しかも退職代行を恥ずかしいと思い込んで、
今の会社で働き続けると会社の都合の良いように扱われる人生が続いてしまうかもしれません。
辞めたい、と思っているのであれば、その会社に何かしらの不満があるでしょう。
なのに、その会社のために働き続けるって悲しくありませんか?
日本の憲法で定められているせっかくの職業選択の自由を無駄にして、
働きたくもない会社で働き続けても幸せになれません。
精神的な病気になる
ストレスを溜めながら仕事をしていると、うつ病などの精神的な病気になる可能性があります。
普通の怪我と違い、精神的な病気は治るまでにどれくらいの時間が必要になるか分かりません。
下手すれば人生が狂ってしまうこともあります。
ストレスに耐えながら仕事を続けて、うつ病になるよりかは、
退職代行ですぐに辞めた方が、間違いなく良い結果になるでしょう。
退職代行に不安を持つ方によくある質問
では、ここからは退職代行に対してのよくある不安や疑問について回答していきます。
- 退職代行は当日の朝に利用できる?
- 退職代行で会社からの電話を防ぐ方法はある?
- 退職代行を使うと転職先にバレる?
- 退職代行を利用すると恨まれる?
退職代行は当日の朝に利用できる?
退職代行は、当日の朝に相談しても対応してくれます。
ただ、退職代行によっては、対応するまでに時間がかかることもあります。
しかし、焦っているからといって、対応の速さと費用の安さだけに目を奪われてはいけません。
トラブルなくしっかりと退職できるかどうか。
これが退職代行で最も重要視すべき点です。
すぐにでも退職代行に相談したい方は以下の記事を参考にしてみてください。
退職代行で会社からの電話を防ぐ方法はある?
退職代行を使った後に、会社からの電話を確実に防ぐ方法はありません。
しかし、電話がくる可能性を減らすことはできます。
信頼性の高い退職代行を使ったり、退職代行の方に会社へと電話をしないように注意してもらったりなど。
詳しくは↓の記事で解説しています。
退職代行を使うと転職先にバレる?
退職代行を使っても、基本的には転職先にバレる心配はありません。
しかし、田舎や狭い業界の中で、同業者へ転職しようとするとバレる可能性があります。
例えば、前職の勤め先と転職先の社員に連りがあった場合などに、退職理由を聞かれた際に前職の社員がこっそり教えてしまうかもしれません。
もちろん、個人情報なので教えてはいけないのですが、
人の口に戸はたてられません。
ですから、もし退職代行を利用するのであれば転職先は、
- 同業者なら別の地域の会社に就職する
- 異業者に就職する
という対策をとれば、退職代行の利用が転職先にバレることは、まずありえないでしょう。
退職代行が転職先にバレる3つのケースと対策を解説【今すぐ不安を解消】
退職代行を利用すると恨まれる?
退職代行を使っても、会社から恨まれことは基本的にありません。
そもそも、既に退職した人に構ってるほど多くの会社は暇ではないです。
ただ、注意点として辞めるときに、重要な引き継ぎや会社からの貸与物を返品しないなど、
最低限のことをしてから退職代行を使わなければ、恨まれるかもしれません。
退職代行は恨まれる?安全に辞めるための4つの対策【万が一に備えて…】
退職代行は恥ずかしいものではない
退職代行は恥ずかしいものではありません。
むしろ、辞めたいと思いつつも、いつまで経っても仕事を辞められずに、
会社の都合の良いように扱われる方が、人間として恥ずかしい行為でしょう。
ですから、退職代行の利用は恥ずかしいことではありませんのでご安心を。
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