いざ退職代行を利用しても、転職先にバレて就職が不利になりそうで不安ですよね。
先に結論から話すと、
退職代行の利用が転職先にバレることは、基本的にありません。
しかし、確実にバレないようにするには、いくつかの対策をしておく必要があります。
本記事を読めば、退職代行を使うことへの不安を解消できるので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
退職代行は転職先にバレるのか?
退職代行を使っても、基本的には転職先にバレることはありません。
その理由として、「個人情報保護法」というものがあります。
この個人情報保護法が整備されたことにより、退職代行の利用が転職先にバレるリスクは格段に減ったのです。
というのも、個人情報保護法が整備される以前は、会社が社員を採用するときに「前職調査」というのを行なっていました。
この前職調査は、応募してきた人の履歴書に書いてある前の会社に電話をして、勤務態度や仕事ぶりを調べるというものです。
そのため、昔であれば、前職調査により退職代行が転職先にバレる危険は大きかったはず。
しかし、今は個人情報保護法により、例え退職者であっても社員の情報を外部に伝えるのは違法になりました。
つまり、退職代行の利用がバレる最大の要因である前職調査ができなくなったことにより、
退職代行がバレる危険性は大きく減ったと考えていいでしょう。
退職代行が転職先にバレる3つのケース
退職代行を使っても、基本的には転職先にバレませんが、ここでは例外となるケースを紹介していきます。
以下のケースだと転職先にバレるかもしれませんので要注意です。
- 自分のSNSで発信した場合
- 前に会社と転職先がつながっている場合
- 前の会社が嫌がらせで他社に言いふらした場合
自分のSNSで発信した場合
まず1つ目は、自分のSNSで発信した場合です。
Twitterを調べるとよく分かるのですが、
退職代行を使った後に、
という感じで、退職代行の利用を自分で発言していることがよくあります。
前の勤務先に電話をするような前職調査をする会社はほとんどありませんが、
応募者の実名でSNSを検索して素性調査をする会社は少なくありません。
そのため、SNS上で自身を特定できるような運用をしている場合は、
発信内容から退職代行の利用が転職先にバレてしまう可能性はあります。
前に会社と転職先がつながっている場合
2つ目は、以前いた会社と転職先がつながっている場合です。
個人情報保護法で、退職者の情報をバラすのは違法ですが、
バラしたという証拠がなければ罰することはできません。
つまり、前の会社の人と転職先の人が個人的な付き合いがある場合は、
そこから退職代行の利用がバレてしまう可能性があります。
という感じで、退職代行の利用がバレてしまうケースもあるのですね。
前の会社が嫌がらせで他社に言いふらした場合
3つ目は、前の会社の人が嫌がらせで他社に言いふらした場合です。
悪質な会社によっては、退職代行で辞めた社員に腹をたて、
嫌がらせ目的で退職代行の利用を知り合いの会社に言いふらす可能性があります。
もちろん、個人情報保護法により、そのような言いふらす行為は違法です。
ですが、会社の看板に泥を塗ってでも個人を追い込む頭のおかしい人もいます。
しっかりと証拠を集めて裁判でも起こせば慰謝料をもらうこともできるかもしれませんが、
そもそも個人が弁護士を雇って訴えるなんて、転職先を探している方には、
時間的にも金銭手にも厳しいでしょう。
退職代行が転職先にバレるのを防ぐ3つの対策
基本的には、退職代行は転職先にバレませんが、先ほど紹介したように例外はあります。
ここでは、そのような万が一の例外への対策を解説するので、参考にしてください。
バレないようにする対策は以下の通りです。
- 退職代行の利用を誰にも言わない、発信しない
- 前の会社と繋がりがない会社に転職する
- 弁護士の退職代行を使う
対策①:退職代行の利用を誰にも言わない、発信しない
まず1つ目の対策として、退職代行の利用を誰にも言わず、発信もしないようにしましょう。
先ほど解説したように、求人への応募者の名前をネットで検索する企業は多いです。
そのため、うっかり本名でSNSをしていたり、自分だと分かるような発信をしていると、
退職代行の利用が転職先にバレる可能性があります。
ですから、不用意にSNSで退職代行についての発信をしないようにしましょう。
対策②:前の会社と繋がりがない会社に転職する
2つ目の対策として、前の会社と繋がりのない会社に転職するようにしましょう。
前に所属していた会社と取引をしている会社に応募してしまうと、
取引の雑談の中で退職代行の利用がバレるリスクがあります。
特に、田舎のように狭い地域ではそれぞれの会社との繋がりが強いこともあるので、
少し離れた場所の会社に転職するといいかもしれません。
対策③:弁護士の退職代行を使う
最後の対策は、弁護士の退職代行を使うことです。
弁護士の退職代行を使うときに、転職先にバレないよう、担当の弁護士の方にお願いしておきましょう。
弁護士以外の退職代行とは違い、弁護士であれば、
「個人情報を他の人にバラして、依頼者に悪影響があった場合は法的手段を取る」、
というように、前の会社に注意喚起をすることができます。
退職代行を使われる会社も、わざわざ弁護士と争うことはしたくないので、素直に従うでしょう。
退職代行を使う人のよくある質問
退職代行を使おうとする方によくある疑問についてもお答えしておきます。
よくある疑問は以下の通りです。
- 退職代行は会社から恨まれる?
- 退職代行がやめとけって言われるけどなぜ?
- 退職代行を使う人ってクズなの?
退職代行は会社から恨まれる?
退職代行を使っても、会社から恨まれことは基本的にありません。
そもそも、既に退職した人に構ってるほど多くの会社は暇ではないです。
ただ、注意点として辞めるときに、重要な引き継ぎや会社からの貸与物を返品しないなど、
最低限のことをしてから退職代行を使わなければ、恨まれるかもしれません。
退職代行は恨まれる?安全に辞めるための4つの対策【万が一に備えて…】
退職代行がやめとけって言われるけどなぜ?
最近では、退職代行も世間的に認知され始めましたが、
やはりまだまだ広まっていないサービスです。
そのため、退職代行に対して知識がないせいで、
「やめとけ」と言われやすいのでしょう。
しかし、過労死などのように、昨今の日本では様々な労働問題を抱えており、
退職に関してもトラブルなく円満退職できる企業は少ないです。
そのような労働者が悲鳴をあげる社会で、退職代行は一種の救済とも言えます。
世間的には、「退職する時くらい自分で会社に感謝を示しながら辞めるべきだ。」という正論のような暴論が蔓延っていますが、
気にせずに退職代行を使っても問題ありません。
他人の無責任な声に惑わされないようにしましょう。
退職代行が「やめとけ」と言われる3つの理由を解説【不安を解消】
退職代行を使う人ってクズなの?
退職代行に対して、よくない意見を持つ方も多いのは事実です。
確かに、辞めるのであれば自分の口で言った方が、お金もかかりませんし、スッキリするでしょう。
しかし、世の中には、退職したいと言っても何時間も引き止めてくる会社や、退職届を受け取らない悪質な会社も数多くあります。
それに、退職代行は別に違法な行為でもなく、むしろ退職を簡単にできないこの社会のせいで、
多くの人は退職代行を使わざるを得ない状況です。
ですから、退職代行を使っても別にクズな訳ではありませんので、ご安心ください。
退職代行が転職先にバレる危険は少ない!不安な方は対策を!
退職代行は基本的に転職先にバレることはありません。
しかし、世の中には万が一があります。
その万が一のリスクに備えるためにも、下記の対策をしておくべきです。
- 退職代行の利用を誰にも言わない、発信しない
- 前の会社と繋がりがない会社に転職する
- 弁護士の退職代行を使う
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