こんにちは、管理人のTONです。
あなたは、何らかのプライベートな理由で休職をするときに、嘘の理由を作ろうと思っていませんか?
嘘の理由で休職をすると、あなたにとっても会社側にとっても損しかありません。
「でも、正直に言っても理解してくれないかも…。」
そのような不安を持つのも理解できます。
ですが、正直に本当のことをしっかりと伝えるのが双方にとっても一番なんです。
この記事を読むことで、
あなたは休職をすることに自信を持てるようになるでしょう。
では、具体的にどういうふうにすれば嘘をつく必要がなくなるかを解説していきますね。
Contents
そもそも休職ってどういうものなのか
休職とは、会社側が社員に対して、何らかの「働くことができない理由」がある場合に、労働を免除させる仕組みです。
これは法律で定められている物ではなく、あくまで会社側が福利厚生の一つとして、自主的に設けているものです。
なので、そもそも休職の制度がない会社や入社して一年未満の社員には休職を認めない会社、などもあります。
つまり、会社側が認めれば、私的な理由であろうとオッケーというわけです。
嘘をついて休職した時の危険性
休職する際に、嘘をつくのはやめましょう。
こんな言葉があります。
人間はいったん嘘つきだと思われたら最後、たとえ真剣な顔で真実を言ったとしても、誰も信用してくれない。
イソップ童話で有名なイソップの言葉です。
嘘はいつかバレます。
何気ないやりとりから少しずつボロが出て、やがては冷たい目であしらわれるようになるでしょう。
そうなってしまっては、どんな深刻な顔で「実は…」と言っても、「また嘘をついているのか。」と思われてそれでおしまいです。
では、よくある「休職で嘘をつくパターン」を少し紹介したいと思います。
親の介護のために休職する時
- 遠方に住んでいる親が寝たきりになり、介護が必要になった
- 親が手術で入院して、世話をすることになった
- 配偶者の親が要介護状態になった
などが、主なパターンになります。
育児などは、休職の理由としてはよくあるものなので悩まないかもしれません。
しかし、介護で休職となると「理解してもらえないから、他の理由で休職しなければ。」と頭を抱えるケースが増えるようです。
ですが、介護も立派な休職理由です。
近年になり、少しずつ広まってきたものに、「育児介護休業法」というものがあります。
事業主は、労働者から介護休業申し出があった際に、当該介護休業申し出を断ることができない。
というものです。
つまり、「介護休業が会社規則で定まっていない場合でも、従業員の介護休業、介護休暇の取得申請を、会社側は断ることができない。」ということです。
ですから、ちゃんとした要介護を証明できる書類などがあれば、嘘をつく必要もなく休職できるのですね。
医者の診断なしに精神病で休職する時
近年はうつ病などの精神疾患の休職が多くなっています。
これは、メンタルクリニックなどの医療機関を受診して、医師から診断書を書いて貰うことが必要になります。
休職をする際に、ほとんどの状況で診断書の提出を求められる可能性が高いでしょう。
その時に、「診断書を偽造」するのは絶対にやめましょう。
最悪の場合、詐欺罪(刑法246条)に問われる可能性があります。
休職を成功させるたった一つの方法
休職をする時に、必要なことは一つだけ。とても簡単なことです。
正直に熱意を持って、具体的に説明することです。
は?って思われるかもしれませんが、これしかないのです。
この記事は、あなたが「必要のない嘘をついて、会社にもあなた自身にも不幸なこと」を経験して欲しくない、そんな気持ちで書いています。
嘘はいりません。
必要なのは、
- なぜ休職が必要なのか?
- いつからいつまで必要なのか?
- 休職期間中はどのように過ごすのか
- 診断書などの書類
これだけです。
具体的に、休職が必要な理由や情報を伝えるだけですね。
休職が認められない時はどうすればいいか
どんなにあなたが休職の必要性を説得しても、聞き入れられない可能性はあります。
会社側にとって受け入れられない理由かもしれないし、そもそも社員を休ませる体力がないのかもしれません。
まずは、その休職理由が会社規則、法律によって規定されていないかを確認しましょう。
規定にあれば、それを指摘しましょう。
ない場合は、諦めて退職をするのも手かもしれません。
理由によりますが、無理してその会社にしがみつくのも難しいので、一旦は失業給付などを受給しながら様子見をするのも一つの手かもしれません。
まとめ
とにかく休職するときに、嘘はつかないで下さい。
誰の得にもならなく、最悪の場合は法を犯すことにもなり得ます。
ただ、真剣に休職したい理由を会社に説明すればいいだけなのです。
正当な理由であれば、ほとんどの場合はそれで上手くいきます。
まずは、正直に自信を持って、必要な準備をしましょう。
あなたが、気持ちよく休職をできることを願っております。